寿フォーエバー (河出文庫 や 28-1)
寿フォーエバー (河出文庫 や 28-1) / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
わかっていてもヤラレてしまい、期待を裏切らず、むしろ期待以上に涙させてもらい、ホッと和ませ、時にハラハラもさせてくれる山本さんのお仕事小説で、今回はブライダルが舞台でした。相変わらず登場人物が、本当に素晴らしく魅力的で、また過去作品からの人物リンクも健在?しており、気になって読む手が止まりませんでした。中盤からはお仕事に対するアツい思いが、自分のココロにガツンと響きました。何より素敵だったのは、山本さん作品の軸となるキャラ「オータキ」さんの出番がナイスなトコです。でも、やっぱり「醐宮」さん、苦手だなぁ。
2014/12/11
たるき( ´ ▽ ` )ノ
山本さんの作品は、読むと心がほんわかするなあ(*・ω・*)今回も和ませてもらった♪最初から面白さ全開で、思わず吹き出しちゃった ( *´艸`)もっと続きが読みたいな。
2015/01/17
真理そら
時代遅れの結婚式場で働く28歳の井倉靖子のお仕事小説。結婚式場の人は幸せそうな雰囲気を醸し出していなければならないのがつらいところだ。
2023/10/05
ユメ
やっぱり山本幸久さんのお仕事小説はいい。本書の舞台は結婚式場・寿樹殿。何もかもがハート型という強烈な個性を放つ式場だ。更に、登場人物のキャラも濃い。プランナーの靖子が、癖のある同僚や客に振り回されながら、ゴンドラを使う派手婚やライバル店の出現といった事態に立ち向かうドタバタがコメディタッチで描かれていて、面白かった。靖子が多々良課長の娘のためにやらされるアニメキャラクターのモノマネが色々な場面で生きてくるのが愉快だ。最後の結婚式は感動的だった。靖子がそれに立ち会って「愛はある」と信じるのがじんとくる。
2017/06/08
赤い肉球
山本作品、8冊目。何時もの事ながら、お仕事小説を描かせたらピカ一!ですね。靖子の心の声に、にやけながら読了しました。凸凹デイズの面々の登場が嬉しくて、ここでもにやけてしまいました。サプライズ結婚式の場面では思わず感涙…。社員がぎこちないながらも一生懸命でダンスするシーンが思い浮かびました。また明日から仕事頑張るか、と思わせてくれる作品ですね
2016/04/27
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