おしかくさま (河出文庫 た 32-1)
おしかくさま (河出文庫 た 32-1) / 感想・レビュー
ゆかーん
あなたは1万円札を燃やせますか?燃やせないと答えた、そこのあなた!ただの紙切れにお金の価値を植えつけている証拠です。でも人間は、お金が大好きな生き物。こればっかりは致し方ないのかもしれません。「金は天下のまわりもの」という言葉があるように、人生においてお金との関係は切っても切れないものです。でも、お金に執着し過ぎると不幸な人生になること間違えなし!宗教を信じる人のように、お金に対しての信仰力がどんどん肥大化していった人間には、恐怖を感じます。ほどほどの蓄えさえあれば、幸せな生活が送れるはずですよね。
2015/04/17
ぐっち
薄いし!となめて読み始めたら、改行なしのウツっぽいっモノローグの塊にMP削られた・・・。お金を「おしかくさま」、ATMを「お社」と呼ぶ宗教なんだか、詐欺なんだかに巻き込まれていくバツイチ・ウツ歴あり・仕事なし・49歳のヒロインとその父・妹・母・めいっこたち・・・。途中、震災の扱いにひっかかったり、妹のダンナの物言いにひっかかったりしましたが、最後は何か、良い感じに着地した!キラキラネームの婆さん4人組がたくましくてうらやましいです。
2015/12/12
りょうこ
タイトルと表紙からもっと軽めの本かと思ったら結構ダーク。お社がATMだったり..東日本大震災に絡めてきたり..薄めの本だったのに読了に少し時間がかかってしまった。何はともあれお金は大事ってことだね!
2016/05/11
えいきち☆。
なんとも不思議な雰囲気のお話でした。宗教と経済と哲学と…読む角度の違いで違う小説として楽しめます。常識って…普通って…
2015/03/11
じぇりい
初読み作家さん。お社(ATM)でのお清め、思わずしてしまいそうです。お金の価値を宗教に絡めてあるのが面白い。お金の本質を改めて考えさせられる話でした。
2015/03/10
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