KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

花咲く乙女たちのキンピラゴボウ 後篇 (河出文庫 は 1-28)

花咲く乙女たちのキンピラゴボウ 後篇 (河出文庫 は 1-28)

花咲く乙女たちのキンピラゴボウ 後篇 (河出文庫 は 1-28)

作家
橋本治
出版社
河出書房新社
発売日
2015-08-06
ISBN
9784309413921
amazonで購入する

花咲く乙女たちのキンピラゴボウ 後篇 (河出文庫 は 1-28) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

shikashika555

24年組と呼ばれる少女漫画作家たちの作品に興味を持ちながら読んでいないものが多い。 今年の残りはそれらを読もうと思ったところ、この本を勧められた。 萩尾望都論の中で述べられる男の子と女の子が夢を見ることを社会から許されているか否かにはじまる論考が印象的。 決定的に貧しかった日本を肌で知っている人が、共に時代を生きた彼女達の作品から導き出す考察。 男も女も多くの人が早く大人にならなければいけなかった時代に、自分は何者かと問う暇を与えられなかった時代に、みんな生きていたんだなあ。 とにかく作品を読もう。

2021/11/14

蛇の婿

上巻でこれはとにかくスゴイ本だよ、と感想に書いたのですが、下巻を読んだ感想もやっぱりこれはスゴイ本であったよなぁ、とw。それは勿論作者の思考の飛躍がスゴイのであり分析がスゴイのであり、一見なにを書いとるのだと思わせておいて怒涛の論理展開で成程と思わせてしまうその技量がスゴイわけでもあるのですが、何よりその着想がかなりすごいのだなぁ、と。…少女漫画読んでこれは作品に水分が少し足りてないのだとか普通考えないですw ラスト、大島弓子論のみクドくてちょっと好きではありませんが、『綿の国星』読んでないからなぁわし…

2016/02/03

tkkr

共感できるところもあり、こんな視点もあるのか!という発見もありで下巻も楽しめました。でも、著者が取り扱う作家さんは信者が多い方ばかりなので賛否両論あるだろうなとは思います。人を選んでおすすめしてみたい本です。

2016/11/14

ちかぽん

後編の漫画家さんも懐かしい

2015/09/29

vaudou

後編は少女マンガ論の枠を超え、少年マンガにまで筆は及んでいく。よりポップで下品でかつセンシティブに展開する橋本節。前篇を読み終えた人もビックリの奔放さでゴイスー。「クソ冠の姫」「癲狂院としての世界」このへんのセンスに唸る。

2015/09/01

感想・レビューをもっと見る