永遠をさがしに (河出文庫 は 19-1)
永遠をさがしに (河出文庫 は 19-1) / 感想・レビュー
ミカママ
マハさん、音楽にも造詣が深いのね。作品中奏でられる曲を聴きながら読み終えました。スタインウェイ、いちどでいいから、私も弾いてみたい♪
2017/04/07
しんごろ
音楽家を親に持つチェロを弾く高校生娘の話!家族に問題が起きると、すねたりひねたりするものだけど、主人公・和音(わおん)の友人、継母?、周りの人に囲まれて、成長していく姿がとても素晴らしく、数々おこる困難、問題もステキな愛情、愛に恵まれ解決してほっこりして、ステキな物語でした(^^)涙腺が弱くなった自分は泣けてしまいました(^^;)自分が読んだ、原田マハさんの本では上位の本で(^^)BGMには藤澤ノリマサ『希望の歌~La speranza~』がいいかな(^^;)
2016/06/03
yoshida
梶ケ谷和音は世界的な指揮者の父と二人で暮らしている。オーケストラのチェロ奏者であった母は、和音が小学生の時に離婚し家を去る。幼い時から母にチェロを習っていた和音はチェロを諦める。16歳の誕生日を目前に控えた和音。父がボストン交響楽団の指揮者として渡米する直前に、父の再婚相手の真弓が現れ物語は動く。様々な出来事が嵐の様に和音と周りの人々を襲う。再びチェロを手にする和音。母に自分のチェロの音色を届ける。和音は、新たな決意を胸に必死の努力を始める。不器用な父と娘の関係。色々盛り込みながらも読ませる感動的な作品。
2016/12/18
zero1
人は誰でも鳥を求めている。ご都合主義で粗いが、読めば前に進む勇気【鳥の意味?】を得られるかもしれない。絵画ではなく音楽を原田が描くとこうなる。チェロを奏でなくなった和音(高1)の父は有名な指揮者で渡米。チェリストの母は家を出ていった。家に後妻の真弓が登場し、和音は驚く。指揮者の父が娘を普通科の高校へ行かせ、海外で音楽学校に入れようとするのは無理がある。話の展開もかなり強引。特殊な環境に頼らず、じっくりと人を描けないものだろうか?原田はせっかくの才能を開花させてない。解説は「羊と鋼の森」で知られる宮下奈都。
2020/02/01
るーしあ
ハズレない原田マハ。この作品でも安定の面白さ。しかしなんというか、これまで何冊も原田マハの作品を読んでくるとこの作品が合わせ技1本のように思える。色々な作品の融合。読んだ順番が悪かったのかもしれない。真弓の突発性難聴は必要なかった要素に思える。ここまでの追い討ちは不要だったのではないか。
2016/05/02
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