正直 (河出文庫 ま 18-1)
正直 (河出文庫 ま 18-1) / 感想・レビュー
kum
49歳で「自分自身を一度ゼロ設定し、リスクを自覚しながらも、新たなフィールドに飛び込む選択をした」という著者。これまでにも何冊か読んでいるが、仕事にも人にも真摯に向き合う姿勢は本書でも貫かれている。人と本音で関わることと自らの内面と向き合うことをどちらも大事にし、常に物事に対してフラット。松浦さんの本を読むと自分もゼロ地点に戻る感じがする。仕事とは「人を助けるもの」を探すこと。自分の能力で人を喜ばせられるスイートスポットを見つけることが大事。
2020/03/23
ばんだねいっぺい
こうやって、教えてくれようとする先輩がいることがありがたい。
2017/10/15
しょうご
松浦弥太郎さんのエッセイを読むといつも背筋がぴんと伸びます。 49歳の頃、ちょうど『暮らしの手帖』の編集長を辞するときに書かれたものとのことでした。 発言される内容の芯のブレのなさはさすがだなぁと少し前のものを読むと思います。
2023/11/24
うちこ
毎度ながらひらがなが多くて、まろやか。なのに、スパイスがしっかり存在して本格チャイの味。かつてのエッセイはていねいじゃない意識を批判するような、そういう気持ちが見え隠れするところを感じて、それが刺激でもあり魅力でもあった。でも今回に至ってはなんだかチャレンジャー側の視点での謙虚さがキラキラして見える。かといってテクノロジー礼賛にいきなり振り切ることもなく「すてきにがんばる伯父さん」というキャラクターを確立しはじめている感すらある。野心に触れているトピックもある。相変わらず不思議な魅力。
2017/08/30
もと
久しぶりに読んでて、心に突き刺さる言葉がたくさんある本に出会えた。自分に関係ないことなど1つもない。たまたまブックオフでこの本を見つけ、手に取ったのも偶然かもしれない。もうすぐ転職先で働き始める自分にぴったりの1冊だった。お金や目先の利益・快楽に惑わされず、自分の価値観を大切にして生きていきたい。
2023/10/30
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