宇宙探偵ノーグレイ (河出文庫 た 37-3)
宇宙探偵ノーグレイ (河出文庫 た 37-3) / 感想・レビュー
MICK KICHI
馬鹿馬鹿しい設定とそんなアホなという結末がクセになる連作短編集。ゴ〇ラに似た怪獣が住む惑星キンゴジ(笑)、宗教戒律で縛られた惑星パライソ、全住民が演劇を演じる惑星エンゲッキetc。マニアックで風刺に溢れた異世界で不条理な依頼を解決する宇宙探偵ノーグレイの活躍。オチが毎回付くのがミソで、アレレそんなはずはないでしょ?の連続が最後に収束する果ては...。心の広ーいSF・特撮ファンにはオススメです。私は大好きですこういうの。
2018/11/17
nemuro
既読は『笑酔亭梅寿謎解噺1 ハナシが違う!』(根室時代、2009年1月読了)から『こなもん屋馬子』(芦別時代、2012年9月読了)、『こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙』(網走時代、2014年11月読了)、『漫才刑事』(2度目の函館時代、2016年11月読了)まで4冊。全5巻の<謎解噺>シリーズは(2009年1月の読書メーター登録前に)3巻まで単行本で読んでいた。「怪獣惑星キンゴジ」から「猿の惑星チキュウ」まで奇想天外な宇宙ミステリが5編。発想豊かで面白い。本棚では未読の16冊が出番はまだかと待っている。
2023/07/16
しましまこ
そんなアホな、と突っ込みつつ読む楽しさ!帯まんまじゃないか~。田中先生好きだー!
2017/11/19
み
さくさくと♪各話の最後と次の話の頭に、ハテナ?が浮かびつつ読み進めて、最後にふ〜む。このせいでちと読みにくかった(>_<)
2018/05/04
マッちゃま
これまた氏らしい、まるで特殊設定ミステリ風…という括りだけでは言い表せれないブラックユーモアに満ちたSFチックなエンターテインメント小説(長っ!!)主人公は宇宙探偵ノーグレイ。同族同士では決して争わない、その星最強の怪獣の殺獣事件、モーゼの十戒を破らない天国めいた星での殺人、輪廻転生が約束された星での死者からの襲撃、国民全てに演劇を強制する星でのクーデター、ラストは地球に現れた謎の猿人騒動をノーグレイが解決する?まあ〜肩肘張らずニヤニヤしながら読む話しでした。
2017/12/28
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