暗がりの弁当 (河出文庫 や 39-2)
暗がりの弁当 (河出文庫 や 39-2) / 感想・レビュー
KAZOO
山本周五郎さんのエッセイです。エッセイとは言いながらも読んでみると、何方かというとショートショートのようなおもむきの物語的な要素を含んでいるのではないかと感じられるところもあります。小説と同じようにきめ細かに書かれている気がしました。池波さんのエッセイもよく読むのですが、やはり小説と同じような違いがみられました。特に食べもののところの違いがかなりあるようです。
2022/10/29
はる
まるで日記のようでした。この時代にすごくおしゃれだな~って思いました。また、作家の人の勢いのある時代の話に興味津々でした(*^▽^)/★*☆♪
2018/09/29
ぶうたん
著者の文章をまとまって読むのは初めてだと思う。タイトルからは食べ物がらみと思いきや、書かれているものもあるが、必ずしも主眼ではないものがほとんど。ちなみに食い道楽という感じではなく、酒ばっかり飲んでいるイメージだった。全体から受ける印象は昭和の文豪を地で行く感じで、かと言って豪放磊落でもない人柄が感じられて面白い。解説によると著者はあまりエッセイは遺していないようであるが、味わい深いのでもう少し読んでみたいと思わせる。
2018/06/27
すのさん
食事はもっぱら洋食、酒も葡萄酒を嗜むなんてとても意外だった!年取って魚の煮つけとか刺身を好むようになると思いきや、シチューとかローストチキンとかを好むようになったんだ~。奥さんの手料理がよっぽど美味しかったんだろうなあ。でもだからといって気取った感じではなく昭和らしい雰囲気でどれも面白かった!クスリと笑える部分もたくさんで山本周五郎さんの作品をもっと読みたくなるエッセイだった。
2018/07/06
ネスミス
なんというか、お爺ちゃんのぼやきみたいな内容だった。でも、それが面白い。皆が皆、お米と沢庵を食って過ごしていた中で、肉や蕎麦を食べて暮らしていたというのは知っていたが、まさかここまでお米を食べないとは思わなかった。 何にせよ、山本周五郎先生も普通の人間なんだな、と思った。
2018/08/25
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