Q10 2 (河出文庫 き 7-9)
Q10 2 (河出文庫 き 7-9) / 感想・レビュー
ぐっち
物語も後半、平太とQ10の恋が終わってしまう予感にハラハラしつつも、私的にくっついてほしい脇役たちを応援。私的にくっついてほしい第一位は入院を繰り返している友人・久保と赤髪のロッカー・民子、第二位は薬師丸ひろ子と田中裕二の先生たち年長組。そして物語は思いがけぬやさしいラストで、かつ、多分ドラマではやってない後日談も。シナリオだけど、ドラマ観てないけど、勝手にキャストの役者さんたちで脳内映像を捏造しつつ読みました。いいお話でした。
2019/11/02
紅香@本購入まであと9冊
Q10に出会ったことから始まる。これは壮大な愛の物語だ。。ドラマから9年経って、私は気付く。どーでもいい世の中だと思ってたあの頃と違って、自分を信じてる私がいるってことに。『今んとこに来るまで色んなものを犠牲にしてこられたんじゃないですか?同じですよ。好きなものを選んできた、その果てに私らはここにいるんですから』人類の愛の果てに私達はいる。胸にチクンとくる言葉にこれからも素直でいよう。愛も勇気も平和もこの世界には必ずある。そして2019年も、私は相変わらず物語の力を大真面目に信じ続けていたということを。
2019/02/18
山口
2010年秋ドラマ「Q10」(キュート)の6話~9話(最終回)と5年後23歳になった平太たちの話で、シナリオ本です。書き下ろしで80年後、Q10とR31の話もあり、ドラマは見てなかったけど、なかなか面白かったし、感じの良い作品でした。アンドロイドQ10→前田敦子、唯一彼女のリセットボタンを押す権限を持ち彼女に恋心を抱く平太→佐藤健、優等生の河合→高畑充希、河合に想いを寄せる影山→賀来賢人、心臓病で入院中の久保→池松壮亮、Q10の正体を知る謎の引きこもり月子→福田麻由子等々、ドラマが見てみたい。
2019/11/04
緋莢
この巻には6話から最終回の9話、エッセイ『木皿食堂』に収録されていた「Q10 #2015」、そして、書き下ろしの小説「八十年後、丘の上で」が収録されています。 Q10の秘密というか正体が明らかになり、平太は大きな決断を迫られます。そして、同級生や大人たちにも、変化が…Q10の正体に関しては、かなり予想外かつ、壮大なものでビックリしました。教授の「死ぬほど考えるの それが後悔しない、たったひとつのやり方よ」、そして、「キュートを愛したように、世界を愛せ」という言葉(続く
2019/04/10
れーこ
あー…読み終えてしまった! とても良かった!切なくて可笑しくて感動で心が震えた。 登場人物すべてが愛おしい。 シナリオ本は新鮮だったが、人物ひとりひとりのキャラが手に取るように頭に浮かぶようなリアリティがある。 独特だった。
2019/02/18
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