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ボクたちのBL論 (河出文庫 さ 41-1)

ボクたちのBL論 (河出文庫 さ 41-1)

ボクたちのBL論 (河出文庫 さ 41-1)

作家
サンキュータツオ
春日太一
出版社
河出書房新社
発売日
2018-11-03
ISBN
9784309416489
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ボクたちのBL論 (河出文庫 さ 41-1) / 感想・レビュー

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あっか

いやもう何ていうか…尊い…何と学術価値の高い本!男同士がBLを語るという点で最初は「え…」と引き気味でしたが、男性目線で分析して分解するからこそ、そうかだから楽しかったのかとか、自分に腐女子の素質があった理由(←)などが超絶面白おかしく知れて控えめに言って最高な本でした。タツオさんの注釈、思いが溢れんばかりで長すぎるんですがそれがめっっっさ面白い。そして何より春日さんが開眼していきタツオさんのテンションが爆上げしていくサマは爆笑をこらえきれない。春日さん、ググったら超イケメンじゃないですか…内容萌え。

2019/02/20

さおり

「やおい」と言われて頭に浮かぶのはUFO特集の時出てくるおじさんでしかない、そんなBL初心者の私にも分かりやすい「日本最後の秘境」BL解説本。男二人が熱く語っているため女の私には難しい視点もありますが、読んでいくとどんどん性別なんて些末な問題は関係なくなっちゃうのですよ。関係ないというか、むしろジェンダーについて考えすぎて3周位してどうでもよくなると言うか。これはもうね、すごいですよ。野球の楽しみ方さえも変わってしまうかも。久々に、死ぬまでの時間が足りないと感じています、今。「BLメガネ」最強。

2018/11/22

瀧ながれ

単行本既読。文庫特別編が追加されてたいへんお得な、と思ったんだけど、注釈の文字が細かいのが辛いです。どうにかならんかったのか…。改めてつくづく、BLとは奥の深い(むしろ底が見えない)知的遊戯で、自分たちは楽しんでいるのだから、無理に理解してもらわなくてもいいよ、て世界だなあ。巻末のドラマ「おっさんずラブ」に関するあれこれ、それによって変質しつつあるBLの姿については、考えさせられました。読みながら自分の趣味嗜好を振り返る一冊でもあります。先の感想にも書きましたが、わたしはすっかり「母」の心境ですな。

2018/11/23

マシュ

「腐とは余白の補完の知的遊戯」「なぜ男と男なのか」BLに開眼し理論的に分析している腐男子サンキュータツオ氏が、時代劇研究科の春日太一氏にレクチャーするという、対談形式の本。私も1500冊以上のBLを読んできて毎日拙い感想をココに書いているけど、内面から溢れ出るBL愛をちっとも表現できないし、己のBL嗜好の把握すらできていないので、是非参考にしたいと。すんごい面白かった!!!世の中の腐女子にも色々ある事を知り、腐沼はやはり底なしだと再確認。第一章の基礎編で、自分で整理整頓出来なかった部分がスッキリ。→続く

2019/07/08

kei-zu

春日太一氏の時代劇評は、これまで結構読んできました。本書では、サンキュータツオ氏にBLを指南された春日氏がBLから時代劇を読み解く展開が読みどころ。「男と女」だと、純粋な関係性が描きづらいとの指摘はわかるが、想像力が貧困な私には、消しゴムと鉛筆の関係を想像するのは、ちょっと難しい(^。^;)

2023/10/13

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