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サイレント・トーキョー: And so this is Xmas (河出文庫)

サイレント・トーキョー: And so this is Xmas (河出文庫)

サイレント・トーキョー: And so this is Xmas (河出文庫)

作家
秦建日子
出版社
河出書房新社
発売日
2019-11-30
ISBN
9784309417219
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サイレント・トーキョー: And so this is Xmas (河出文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

クリスマスを直前に迎えた東京で連続爆弾テロが発生する。犯人の要求は首相との対談、要求に応じなければ更なるテロを起こす…。捜査に乗り出す警察官、爆発に巻き込まれた被害者、犯人に利用された主婦と若者、そして謎の男、複数の人物に焦点を当てながら物語は進んでいく。テロなど日本では起こりえない、そんな人達へ警鐘を鳴らすような作品に思えたが、もう少しメッセージ性を強くしてくれると感情移入しやすいかなとも思う。しかし!映像で観るにはエンタメ性抜群、年末の映画化が待ち遠しい限りである!

2020/10/10

三代目 びあだいまおう

ものすごい疾走感だ!ページを捲る手が止まらない。渋谷のハチ公口に爆弾を仕掛けた。首相と話をさせてくれなければ爆破するとの犯行声明。テロリストの要求には屈しないとの首相声明。懸命の捜索も意味をなさず数百人規模の犠牲者が出た。ありがちな設定です。なのに読ませ方が尋常ではない。冒頭から登場する多くの人物描写が、そのどれもが私たちの身近にいる普通の人たちなんです。普通に生きていて、それが突如テロに巻き込まれる。ここにリアリティを感じてしまうのだ!結末には唖然だ!読破時間2時間ちょっとの圧倒的リーダビリティ‼️🙇

2024/07/03

シナモン

映画化本。読み始めてすぐのスピード感と緊張感あふれる展開にハラハラドキドキで一気に引き込まれた。解説にジェットコースター小説とあったけどまさにそんな感じで先が気になる気になる。野次馬だけでなくただの通りすがりの人をも容赦なく巻き込むテロの怖さに震えました。みんな暮らしがある普通の人たちなのに。犯人の正体にはびっくりでしたがその背景と動機がいまいち「?」で、そのあたり映画で良く観てこようと思います。

2020/10/31

rico

作者は脚本や監督もやってるとのこと。納得。クリスマス前、1年で最も華やぐ東京への爆弾テロ予告。短く印象的なシーンの連続。息つく間もなく事態は「その時」へ。結末まで一気読み。ただ、犯人の想いの重みを伝えきるには、もっと厚みのある物語が必要かもしれない。でも、安全な所から「テロに屈しない」と何の策もなく連呼し、「戦争」によって「血を流す」ことを国民に強いたりする指導者は、絶対に信用しちゃダメだということはよくわかる。2016年の作品。その時起こったことを思うと、とにかく伝えなければ、という作者の意志を感じる。

2021/01/08

タイ子

映画の予告に惹かれて。クリスマス目前の恵比寿で爆破テロ発生。が、これはまだ序の口で本当の惨劇はその翌日に起こる。渋谷ハチ公前で起きた大爆破。多くの犠牲者が出た無差別爆破テロは一体誰が、何の目的で起こしたのか。登場人物も様々に入り乱れ、何が起こってるのか?ジェットコースターのように展開するストーリーに目が離せない。が、いかんせん犯人の動機がなんとも理解し難く、こんな動機を差し出されたら「わかるわー!」とはとてもじゃないが賛同しかねる。途中までは面白かったのに…。俳優陣たちの演技を見るとなると面白いかも。

2020/12/24

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