メモリーを消すまで (河出文庫 や 34-6)
メモリーを消すまで (河出文庫 や 34-6) / 感想・レビュー
りょう
犯罪防止のために頭に記録を保存するメモリーチップが埋め込まれた世界での物語。 犯罪者更生のために記録を削除を執行する機関での権力闘争とそれに巻き込まれる記録捜査官とストリートチルドレン。 最後は切ない
2020/12/17
よーさい
自分が描きたいテーマに似ていたから手に取った。登場人物がわちゃわちゃしていて、把握するのに中盤くらいまで頭を使う。そこそこ面白かった。終わり方に納得する人としない人いそうだなと感じた。記憶=人格論は理解はしやすいけど、実際のところどうなんでしょうね…。小説だからとはいえ、みんなやりたい放題やってて一周回って笑ってた。窮地に陥った人間、確認不足になりがちなのはまあわかるけど、少しだけ展開に都合がいいなとも思った。自分には消したい記憶はあるだろうか。部分として消しても自己の連続性は保持されるだろうか。
2021/02/21
ide
頭にメモリーチップを埋め込み、人間の記憶を読み書きできるようにした未来のお話。人間そのものが監視カメラになることで犯罪捜査がやりやすくなる。反面、まずい記憶を消すという不正が横行する世界。懲罰としての記憶消去もあるが、記憶を消すと犯罪の経験も反省も残らないので設定の甘さが残念。カズオ・イシグロのようなひねりが欲しかった。
2021/02/11
ぷあ
【星5】記憶とは記録ではなく思い出である。 後日譚の方読んでいない方は是非。 切なく儚く。最後スッキリします。
2021/01/08
びりけん
星5つ。悪はしぶといよね。こんな作品を完結させる力は すごいです。
2020/11/29
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