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真夜中の子供 (河出文庫 つ 9-1)

真夜中の子供 (河出文庫 つ 9-1)

真夜中の子供 (河出文庫 つ 9-1)

作家
辻仁成
出版社
河出書房新社
発売日
2021-03-08
ISBN
9784309418001
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真夜中の子供 (河出文庫 つ 9-1) / 感想・レビュー

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ゆきこっち

無戸籍児の話。もう本当にいつも思うけど、育てられないのになんで産むの?なんで施設に預けないの?読んでてイライラしっぱなし。蓮司の祖父母は?宮台響も結局何もできなかったし。でも希望が見えた終わり方でホッとしました。

2021/04/19

ロヒキア

負の連鎖の中でも、周りの人間に寄り添われながら生きていく世界。負の連鎖はなかなか断ち切れないが、心と仲間とで立ち向かっていくしかないのかな。

2022/07/14

無理矢理読書会@半田建設

中洲のホストとホステスの間に子供が出来出生届を出さないまま中州で育っていった少年の話。中洲の人々から助けられながら大きくなっていくのですが、無戸籍で小学校にも行けず、そのまま大きく成ればこのようになると示した内容dしあ。「普通」がどれだけ幸せなことなのか思い知らされ、また両親に感謝がわいてくる本でした。

2021/04/19

アーミー

博多の中州で生まれ育った少年加藤蓮司の物語。ホステスの母とホストの父を持つ7つの少年は、住居のない両親とホテルや知人の家・店に寝泊まりする生活をしていた。事情があって蓮司の戸籍はなく、親の育児放棄で、真夜中に繁華街をうろつく毎日を送っていた。中洲の人々や知り合った優しい警官などが、蓮司に施しや救いの手を差し伸べる。現実には無戸籍児が蓮司のような幸運に恵まれるとは思えないが、育児放棄をする自分勝手な大人たちに怒りを覚える。衝撃のラストは蓮司の怒りそのものだろう。社会問題を鋭く突く作品で、蓮司の強さに脱帽。

2024/07/25

はななん

知っている土地が舞台なのもあり、どんどん読み進めることができました。蓮司のぎりぎりで生き延びでいく強さに、もし恵まれた普通の家庭に生きられていたら、どんな大人になったのか、考えさせられました。

2022/06/24

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