純喫茶コレクション (河出文庫)
純喫茶コレクション (河出文庫) / 感想・レビュー
佐島楓
喫茶店、特に純喫茶と呼ばれるお店の紹介。一店に割かれたページが見開き2ページのみなので、欲求不満になる。実際に足を運んでねということなのだろう。しかし、コロナ禍のあおりを受けてか閉店してしまったお店も多く、この本そのものが歴史の証言者になっている。コーヒーとクリームソーダ好きとしてはどうにか一軒でも多く生き残ってほしい。
2022/01/23
もんらっしぇ
先日レビューをUPした「東京の喫茶店 (ぴあMOOK)」に引続き読了。文庫本なのでお手軽で読みやすいし出かける際の携帯用にと思い購入。元々は2012年に出版された単行本。それに最新の情報を加えて再編集し文庫版としてリバイバル復活。そもそもわたくし、実は喫茶店には良いイメージがなく…(-_-;)なぜかと言うと、すぐ連想しちゃうのが、忙しい時の「仕事の打ち合わせ」逆に「仕事が嫌でサボる」極めつけが「紫煙漂う空間」なにしろタバコの匂いが大嫌いなものですから(>_<)でも、ヒトの嗜好って変われば変わるものですねw
2022/07/16
森林・米・畑
表紙の写真に惹かれました。このカラフルな窓の喫茶店はなんだ?最近、昭和文化に興味があり喫茶店もそのひとつ。今からすればハデでムダが多いかもしれないが、それが昭和なんだと思う。旅先でレトロな喫茶店を見つけたら是非行きたい。珈琲、クリームソーダ、ケーキ、鉄板スパゲティ。喫茶店での過ごし方も千差万別。昭和は子供時代だったが、あの懐かしさを思い出したい。
2022/07/31
のんちゃん
東京喫茶店研究所2代目所長の難波里奈氏が、訪れた喫茶店から厳選した81軒を紹介した一冊。私もカフェ巡りは趣味なので、この中から何軒か訪ねてみた。筆者お薦めの通りの素敵なお店もあれば、残念ながら店の中が散らかっていたり、窓ガラスが油汚れで外がよく見えない状況だった店もあった。残念な状況の店はまさにコロナの影響をモロに受けた人手不足のせいだろうと推察する。実際、店の人からコロナの為、人手不足と直に聞いた事もあった。コロナが終息し、また喫茶店が活況になる事を願う。本書きっかけに思わず知った喫茶店の実態だった。
2022/08/21
❁Lei❁
純喫茶、なんていい響きなんでしょう。表紙のレトロな店内や鮮やかなクリームソーダに引き込まれて本書を手に取りました。昔ながらの重厚感あるお店、シンプルで清潔感あるお店など、様々な喫茶店が写真やイラスト付きで紹介されています。そのどれもが居心地良さそうで、フレンチがたまらなく美味しそうで、知らないお店に入る緊張も地理的距離も乗り越えて行ってみたいと思いました。コラムやマッチ箱・紙ナプキンコレクションも充実しており、これ一冊で純喫茶を(視覚でのみ)満喫できます。あわよくば、五感すべてを使って楽しみたいものです。
2022/02/01
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