大河への道 (河出文庫)
大河への道 (河出文庫) / 感想・レビュー
タイ子
映画の公開を前に予告編が面白そうなので原作を読んでみた。さすが、落語家さんの書いた本ですね、笑うツボも押さえててオチもしっかりと面白かったです。日本地図に心血を注いだ伊能忠敬の物語を大河ドラマでどう?ていう案が市の観光振興課に任せられる。脚本家にお願いして案を練っていく様が描かれる。作中に挿入される忠敬の時代。改めてすごい人だったんだなと敬服。だが、地図が完成しないまま忠敬が死去。さて、困った!これでは幕府から中止命令が出される。最後まで仕上げたい、苦肉の策で弟子たちの取った行動が…。最後ホロリとくる。
2022/05/18
うっちー
伊能忠敬の大河見てみたいです
2022/07/22
いたろう
映画の原作小説だが、もともとは新作落語。落語の方は聴いたことがないが、映画が面白かったのを思い出して手に取った。が、映画の方がずっと面白かった。香取市役所の、伊能忠敬の大河ドラマ化を目指すプロジェクトの話だが、小説は、映画と違って特段コメディという訳ではなく、映画の方が、登場人物もそれぞれいいキャラになっていて、幾分ベタだが、だからこそ安心して笑える良質のコメディになっていた。また、何より、現代劇と時代劇を同じ俳優が演じるという楽しさは、小説にはない、映画ならではの粋な演出だった。また映画を観たくなった。
2022/11/14
佐々陽太朗(K.Tsubota)
志の輔師匠の新作落語が好きで『質屋暦』『身代わりポンタ』『みどりの窓口』『ハンドタオル』等々、YouTubeに公開されているものを何度も聴いている。年が押し詰まると『歓喜の歌』を聴くことが最近の恒例にもなっている。『大河への道』も聴きたいと思ってYouTubeを検索してみたが無かった。残念である。でもいつかTVかラジオで聴けるかもしれない。先の楽しみにとっておこう。それにしても伊能忠敬はすごい御仁である。NHKさん。ほんとうに大河にしてはいかが?
2022/04/02
ケイト
志の輔さんは落語家で龍角散の人(笑)2011年の新作落語を小説にしたもので映画上映中。【伊能忠敬】と言えば測量家として日本地図を作った人。忠敬の十七年にも渡る地道な仕事、色々な人が関わって作り上げる姿はなんとも頭が下がる。でも始めたのが高齢だっため志半ばで病死。そこに目をつけた千葉県香取市が『大河ドラマ』にとプロジェクトを立ち上げる。プロットを手がけた売れない脚本家が完成させた原稿は·····困ったなーでも笑った。最後のオチに又笑った「グッジョブ!」さすが落語家さん。面白かったー読み友さんありがとう。
2022/05/29
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