独裁者のデザイン : ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン、毛沢東の手法 (河出文庫)
独裁者のデザイン : ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン、毛沢東の手法 (河出文庫) / 感想・レビュー
とん
歴史の本を探しているときに、思わず手に取ってしまった。「デザイン」からみた独裁者の手法。今まで考えたことがない観点だったので、興味深く読めた。
2024/06/22
Ex libris 毒餃子
スターリンのデザインのみ民衆からの支持を仰ぐデザインではないのが際立つ。革命の正統性の支持を仰ぐデザインである。他の3人は権力の正統性を自らに依る性質になるようにデザイン設計をしている。
2022/07/24
よしじ乃輔
独裁者の視線にスポットを当てプロパガンダに写真、ポスター、イラストをどう活用したかを解説。ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン、毛沢東の4人を取り上げているが、視覚効果を意図的に使ったヒトラー(と側近達)よ、という感じ。デザイン(主導者のカラー)から見る歴史という観点が面白い。
2024/09/14
ののまる
側面がヒトラーとスターリンで、読んでいる間、二人の眼力がー
2023/05/03
hirorin
何とも言えないですね。私は美術品というかポスターが気になって読んだのですが、いかに大衆がプロパガンダやマスメディアに弱いか、同調圧力の恐ろしさを感じました。国内もきな臭く、世界は怪しい方向に行くし、コロナやサル痘など。こんな時にこういう独裁者が出てきたら一気になびいてしまうんでしょうね。ことの本質を見抜く目を持つこと、それが教養だと書いてありました。確かに~差別や人を見下すなどは、無自覚・無教養・民度が低いからと聞いたことがあります。真の教養は知識を深めて自分で正しいことを判断することですね。
2022/07/26
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