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江戸へおかえりなさいませ (河出文庫 す 17-1)

江戸へおかえりなさいませ (河出文庫 す 17-1)

江戸へおかえりなさいませ (河出文庫 す 17-1)

作家
杉浦日向子
出版社
河出書房新社
発売日
2022-08-08
ISBN
9784309419145
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ジャンル

江戸へおかえりなさいませ (河出文庫 す 17-1) / 感想・レビュー

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mahiro

マンガ、イラストも入った江戸語りと日常のエッセイ。江戸っ子日向子さんの隠居暮らしの徒然を語る風景ももう平成レトロに感じる。ソバ屋で1杯、たくましい江戸の嬶さん、急がず持たずの江戸の精神、今まで読んだ作品でも取り上げられていたが日向子さんが語ると江戸が近く感じられる、お勧めの太田記念美術館に行ってみたい。巻頭マンガ『ポキポキ』の意味のわからなさが良かった。

2024/08/11

makoto018

いわゆるワークライフバランス、三宅香帆さんの「半身で働く」。働く一辺倒ではなく暮らしを豊かに。江戸人の暮らしの話をしながら、杉浦日向子は平成の早い時期から、そのことを言い続けていた。だからこそ、杉浦日向子が話す江戸はとても魅力的だったのだろう。江戸の三代改革に触れた文章もある。改革とは、庶民文化が栄えた頃に質素倹約令で形で政権がパシャッと水をかけるもの。来年の大河ドラマは江戸の版元・蔦屋重三郎。田沼政治と寛政の改革時代を生きた商人。杉浦日向子が時代考証を担当すればどんな話になるだろうか、と夢想してみる。

2024/11/23

suzu

このかたの作品にであって、時代物を読むように。ひとりそばや楽しみに。どこかそばやの片隅でたのしんでおられる様子を離れた席から見つけてなんてあったらいいなと思っていた。江戸にも住んでいない自分。

2023/03/12

tama

図書館本 書架で 著者のファン 死んで11年後の本 「家でこしらえる蕎麦は・・・採餌である」はキツイがホントだなあ。ああ、早く駅舎改造の蕎麦屋行きてえ!「物の真価を解せずに見栄と物欲に凝り固まるヤボと便利で贅沢は好き、でものんびり遊びたい・・・の駄々っ子のガキ」おお!そういうガキ。見たことあるぞー。親にいわせりゃ「したいことが分からない」んだそうが結局のところ「楽がしたい」んじゃあんめいなあ。「張形」の本は図書館にもなかったし、春画は貸出禁止だった。この地のレベル、想像がつくなあ。 汚されそうだわ。

2022/10/09

とり

江戸気分に浸りたくて、久しぶりに杉浦日向子の本を読む。半分隠居生活なんて今の状況では真似できないけど、気分だけでもゆったりしたいものだ。杉浦日向子が亡くなっていたのは知っていたが、いつの間にか年を追い越していたのは軽く衝撃。隠居生活とか言ってたから、もっと還暦近くで亡くなったのかと思ってた。それと、隠居生活のきっかけは病気で多忙な生活が無理になったというのも、本書からではないが今回はじめて知った。

2024/07/02

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