愛と情熱の山田うどん : まったく天下をねらわない地方豪族チェーンの研究 (河出文庫)
愛と情熱の山田うどん : まったく天下をねらわない地方豪族チェーンの研究 (河出文庫) / 感想・レビュー
岡本
Kindle。地元所沢に本社を構える「山田うどん」について纏めた一冊。地元民でも意外と知らない歴史や逸話などが満載。埼玉県民のみならず北関東の山田うどんと共に育った方々にオススメ。因みに、終盤の「埼玉タンメン山田太郎」の一号店は近所にて、元の「かかしのラーメン」が最後の一店舗だった事が一番の衝撃だったり。好きだった豆腐あんかけラーメンはもう食べられないんだな…
2023/08/23
fwhd8325
10年ほど前、山田うどんブームを起こした二人の著書をまとめて文庫で出版となりました。個人的には、山田うどんへの思い入れはないのですが、山田が展開していたラーメンチェーン「カントリーラーメン」にはお世話になりました。とても美味しい訳ではありませんが、胃袋を満たしてくれるコストパフォーマンスにすぐれていたと思います。この著書を読んでいても壮大な企業像が浮かぶことはなく、距離の近さを感じさせます。閉店してしまった南浦和店のように、車でなくても行ける店舗展開を考えて欲しいです。
2022/12/17
saga
私の居住地は残念ながら山田うどん圏内ではない。車で出張の折に案山子の看板を見た記憶はあるが、入店したこともない。しかし、トロさんとえのきどさんの共著が面白くないはずがないということで購入したのだ。そして、その期待は裏切られることはなかった。2011年に二人の思いが交錯して始まった山う企画は、社長、会長とのつながり、会長の突然の死というドラマチックな展開でぐいぐい進む。東京の中心を目指さず、その周辺の千葉、茨城、本拠地・埼玉、東京郊外、神奈川のロードサイドに店舗を展開する山田は、地方豪族という例えが絶妙だ。
2023/10/20
Tomomi Yazaki
わりと近所なんで、本店には何度か行ったことがあります。あのコシのない、いわゆるソフト麺。讃岐うどんや武蔵野うどんとは異なり、お年寄りや子供たちでも食べられる、どこか安心する味とやわらかさ。給食では、カレーやミートソースと共にお世話になりました。地味だけど誰もが知っている古参チェーン。本書は、そんな山田うどんをズームアップして熱く語る。愛して止まないほどではありませんが、嫌いではない。それが万人受けしている所以です。そうこれは、山田愛溢れる変人たちの思いの丈を謳った一冊なんです。久々に、行ってみますか。
2023/01/30
鯖
山田うどん、近場にないから行ったことないんだよなあ。丸亀は売るほどあるのに。かきあげ揚げるの難しいのわかる。スーパーでもその日のパートの方によって全然違うし、なんならコンビニのコロッケだって違うよね。「山田うどんは鎌倉の御家人っぽいというか幕府は開かない地方の御家人タイプ」なるほどわかった。
2023/04/23
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