ウー、うまい! (河出文庫 た 35-5)
ウー、うまい! (河出文庫 た 35-5) / 感想・レビュー
niz001
この時代の役者さんの食エッセイは自分と合う。帯の『大女優とは思えない驚きの食いっぷり』に偽り無し。
2023/03/21
バーベナ
女優の高峰さんと脚本家の松山氏夫婦の食卓。海外での食べある記など、食まわりの話が堪能できる。戦後から日本が豊かになっていく、1960年代の食まわりの話なんて、いまなかなか聞けない貴重な話になっちゃった。高峰さんは、お酒が飲めなかったのは意外。結婚してから、夫と一緒に楽しめるようにと特訓?されて、すっかり酒豪に。この家庭を守る、はっきりと意志をもって作り上げた松山家。食の話なのですが、人生そのもの。何を一番大切にするのか、と問いかけてくるエッセイでした。
2024/06/30
* y o k o *
高峰秀子さんのエッセイシリーズが好き。私も美味しいものが大好きなので、このエッセイもすごく楽しく読みました。ハワイのハノハノルーム懐かしいー!昔行ったなぁ。
2023/08/04
ふく
総合図書館で映画「二十四の瞳」 を観て、原作を借りる際に一緒に予約。高峰秀子といえばフルムーンのコマーシャル…おばあさんのイメージだったが、映画も表紙も美しい。タイトルも内容も、古い感じがしなくて不思議に感じたが、養女の斎藤明美さん編集、生誕100年企画だった。美味しそうなだけじゃなく、知らなかった半生や著名人のエピソードも…
2024/05/25
nyatch
正直なところ前時代の「主婦たるもの」という考え方に抵抗を感じたけれど、本当に前時代の文章なのだから仕方ない。逆に、生前の谷崎潤一郎との会食の思い出など、私たちにとっては文学史上のエピソードが日常感覚で描かれていることには感動を覚えた。また、全部読み終えた後で編者(斎藤明美氏)あとがきを読むと、また少し見方が変わってくるので興味深い。
2023/11/11
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