英語対訳版サラダ記念日 (河出文庫 227B)
英語対訳版サラダ記念日 (河出文庫 227B) / 感想・レビュー
Rutam
短歌独特のスタイルに慣れたので、歌をリズミカルに口ずさんでみた。すると、ことばの面白さ、乙女心の気まぐれさに出会えた。日常がドラマチックに流れていく様子は、まるでドラマのワンシーンを見ているかのようだった。悲しいシーンやシュールな恋人への思いも、すべてが新しく新鮮に写った。 対訳版を手に取ったのは、歌を難しい分野と決めつけ、補足説明になると思ったから。いつの間にか、訳者にときめいて、一つの物語として読んでいた。
2016/11/17
邑尾端子
はじめは、「和歌を英語訳しても日本語の五七五七七調リズムに乗れないので、声に出して読む楽しみがない。ただの短い英文詩じゃないか…」などと思いながら読んでいたが、読み進めるうちに何となく良さがわかってきた気がする。英語版には英語版のリズムがあって、これはこれでアリかもしれない。
2013/10/19
Uni
日本語の響きのよさを再確認できた本でした、俵万智さんって天才。以下作中より。「一年ののちの 私の横顔は 何を見ている 誰を見ている」「我だけを想う男の つまらなさ 知りつつ 君にそれを望めり」
2024/09/26
パンダ36号
英語対訳の方を読むのも、また一興。
2009/05/07
三己口
サラダ記念日を全部読んでみたかったのも兼ねて読んだ。あんまりよくない。
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