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慈善週間: または七大元素 (河出文庫 エ 1-3)

慈善週間: または七大元素 (河出文庫 エ 1-3)

慈善週間: または七大元素 (河出文庫 エ 1-3)

作家
マックス・エルンスト
巖谷國士
出版社
河出書房新社
発売日
2010-08-03
ISBN
9784309461700
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慈善週間: または七大元素 (河出文庫 エ 1-3) / 感想・レビュー

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スプーン

残虐で不気味、暗く不安で意味不明。何も起こっていないのだが、逆に言えば何もかもが起こっている(!)。人間は墜ちる分だけ、天に昇れる。

2020/11/23

Roy

★★★★★ 三部作ということでとうとうこの本が最後になってしまった。今回は文が最低限しかなくほとんど絵だけで構成されていて、絵解きとかって全く出来ないし分からないのだけれど、滑稽で淫乱で字は無くとも詩的で一番好き。表紙の海老反り女も「どうした!?」って思うけれど、一枚一枚頁をめくる毎に「ねえ、どうしたのさ」って問いかけたくなる程、奇妙に訴えてくる何かがある。さすが慈善週間、救われました。何が?ふふふ。

2009/04/26

Kei Ogiso

久しぶりに感想を書くのがこの本というのが、ひねくれている自分に乾杯(何が)。知らない人が見たらびっくりするこの本は、シュルレアリスムの画家マックス・エルンストの銅板画のコラージュがズラズラ並んでいる本。7大元素というテーマはあるものの、ストーリーは皆無。発想のおもむくままに不可思議に、奇妙に、蠱惑的な画は、お好きな想像をしてくださいという感じ。この本を読んだ夜にさっそく、暗闇に中の佇む怪しい建物の前で、人とも分からないような何かに追われる変な夢を見て、目が覚めて笑ってしまった。変な夢をみたい人にオススメ。

2020/03/02

北風

タロットカードみたい。あるいは、占いができる本の類いか? 思い浮かべてページを手繰り、開いたページに意味を見いだそう。海に浮かぶ眠る女は、漂流の暗示、ブドウ頭の女と鳥頭の紳士は亭主関白、しかし最後の犬頭の男と腕を組む女の絵は、困難の後に拓けた安寧を暗示させる。

2016/12/03

えふ

面白さとは何か、笑いとは、興味をひくとは?といったことを考えさせられる本でした。読んでる最中頭の中でマジシャンズレッドがずっと離れませんでした。

2016/11/26

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