増補完全版 ビートルズ 上 (河出文庫)
増補完全版 ビートルズ 上 (河出文庫) / 感想・レビュー
Hammer.w
読んで感じたのは、ビートルズは4人だけではない。いろいろな人が出会い、入り交じって、音楽を繰り返して、曲をレコーディングして、形にしたものを僕らは聴いている。リンゴスターがデビュー前、身体にドラムを巻きつけて町を歩き回ったエピソード等、一つ一つが興味深い。
2021/03/11
shigoro
ビートルズはアルバム『ONE』ぐらいしか持っていないド素人なので、どのぐらい熱狂的なブームが起こったかまるで知らない。入門書としてはちょっと厚いが、初めから終わりまで(この巻では世界に出かかったぐらい)説明してくれるのはありがたい。テレビなどがあまり発達してなかったから、これだけ後世に影響を残したアーティストとしては、意外と広まるのは遅い感じもするが、徐々に盛りあがっていく様子が最後の方見て取れた。
2012/09/16
guanben
ビートルズ評伝。メンバーやその家族が取材協力した言わば「公認本」なのだが、本書を通しては、彼らの人間的な魅力は伝わってこない。彼らに音楽がなかったら、粗野で教養のない、刹那的に生きる若者に過ぎないように映る。原書は1968年刊行だが、解散を匂わせる記述はない。やはり描きたくても描けなかったのか。
2021/06/25
ゆどうふ
上巻はアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』すら発売手前まで。加筆の序文だけで100ページ以上あるけども、散々強調される通り虚飾を極力省いた伝記なので、アーティスト本に有りがちな、物語性の押し付けがましさを感じることなくすいすい読めた。ドラムがピート・ベスト時代の音源も探して聴いてみよう。
2011/12/27
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