あしながおじさん (世界文学の玉手箱 1)
あしながおじさん (世界文学の玉手箱 1) / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
図書館であしながおじさんで探したら、河出書房版がありました。訳が谷川俊太郎、解説が林真理子。解説は「赤毛のアン」の話で始まる。ジェーンエアーとの関係。レベッカ、真昼の情事、プリティウーマンとの繋がり。「ここからが本当のドラマになるのだと意地悪い物書きの私など思ってしまう。」なるほど勉強になる。
2008/02/09
とり
図書館本。まずこの本からしてかわいい。文庫本よりも少し小さなハードカバーの「世界文学の玉手箱」シリーズ。インクは紫!そこに描かれるは孤児・ジルーシャから親愛なるあしながおじさんに宛てた手紙たち。大学(カレッジ)での友達との日々や、ロックウィローやニューヨークで過ごした休暇のこと。そしてちょっと気になるジャーヴィー坊ちゃんのこと。毎日がとても楽しそうで、どんなことにも幸せを見つけるその姿は本当に可愛い。ミュージカルのお芝居を見たので、役者さんのイメージでジルーシャやジャーヴィー坊ちゃんが動いてくれました。
2015/11/01
星野
面白かった!これはすごく好き。物語を愛する元気な苦労人・ジュディ少女の書簡が毎回ユーモアたっぷりで可愛かった。こういう真っ直ぐで強い女の子好きだ。ラスト最高にときめく。訳者が谷川俊太郎ということもあって言葉がとっても綺麗かつリズミカルなのも良かったんだと思う。《日常のみみっちいいざこざを笑いとばすってことはーこれこそ根性がいるわ。わたしがのばしてゆきたいのは、そんな種類の性格です。負ければ肩をすくめて笑ってやるし、勝ってもおなじこと。》
2009/11/23
サクラ雨
何回読んでも面白い!子供の頃に読んだ時とは違った視点になったので新鮮だった。あしながおじさんが途中から変化していくのがおかしくて微笑ましい。
2012/04/15
mikky32
子どもの頃大好きだったお話。豪華翻訳陣による「世界文学の玉手箱」シリーズに谷川俊太郎訳の『あしながおじさん』を発見して、買わずにいられませんでした。昔読んだ児童書はたぶんところどころはしょられていたのではないかな。ジュディたちがニューヨークに行くところや、サリーのキャンプに行くのを「あしながおじさん」に反対されるエピソードは記憶になかった。イキイキとチャーミングに描かれたジュディに「再会」できて大満足。子どもがもう少し大きくなったら初めて出会うジュディとして、我が家の本棚に待機していてもらおう。
2014/07/20
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