不思議の国のアリス (世界文学の玉手箱 6)
不思議の国のアリス (世界文学の玉手箱 6) / 感想・レビュー
mikky32
原作の完全訳版読んだことのない人は結構多いのでは。私も今回初めて読んでみて、中学生のころに英語で書かれているものを読もうとしてあっという間に挫折したことがあったけれど無理もないと改めて思った。訳されていたって意味不明な出来事が、脈絡もなく、突っ込みどころ満載ながら突っ込む隙もなく次々と発生。最後のお姉さんの短いコメント部分に救われた感じ。これは、物語に意味と解釈を求めたくなる大人になってしまう前に、もっとアリスに近いところにいられる子どものうちに、読むべき作品。
2014/07/20
misui
吉田健一訳。シンプルな訳だが言葉遊びの部分は説明で済ませていたりする。全体的にクール。
2011/11/06
ゆーかり
吉田健一訳のアリス!この本の初版は1993だが、おそらく1950年出版のものが元かと思う。若干今時な語り口ではない部分もあるかもしれないけれど、良いとこの子になってお話を聞いているような気になる。上品。品がある。イギリスの子供なら分かっても私たちは知らないであろうことの説明も時折挟んでくれる。脚注や括弧での「解説」よりも、こちらの方が優しく、より一層お話を聞いている感じがする。ただ、アリスも「さし絵も会話もない本が、なんになるんでしょう」と言っているのに挿絵が無いのは残念。
2013/11/24
necoko19
★★★
2010/06/05
水蓮
解説は長野まゆみです。
2009/05/23
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