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シャーロック・ホームズの帰還 (河出文庫 ト 10-6 シャーロック・ホームズ全集 6)

シャーロック・ホームズの帰還 (河出文庫 ト 10-6 シャーロック・ホームズ全集 6)

シャーロック・ホームズの帰還 (河出文庫 ト 10-6 シャーロック・ホームズ全集 6)

作家
アーサー・コナン・ドイル
Arthur Conan Doyle
小林司
東山あかね
出版社
河出書房新社
発売日
2014-07-08
ISBN
9784309466163
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シャーロック・ホームズの帰還 (河出文庫 ト 10-6 シャーロック・ホームズ全集 6) / 感想・レビュー

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南北

「~の思い出」で死んだことになっていたホームズだが、「バスカヴィル家の犬」では何事もなかったかのように登場していて、あれっ?と思ったが、本書であっさりと復活した。読者からの要望に抗しきれなかったものと思われる。本書は文庫ながら700ページ以上あるので読み応えがあった。13編の短編の内、子どもが描いた絵のような暗号がテーマとなる「踊る人形」が興味深く読めた。また外交上の重要文書が紛失した「第二の汚点」ではホームズの鮮やかな解決方法が印象に残った。

2022/05/18

ナオフミ

最初のホームズだったらこんな結末にしただろうか、作中の中で確かに感じられる時の流れに、ホームズが今までの事件から確かに学んでいる。こんなに時の流れが感じられる作品はないだろう。どの探偵よりも探偵でありどの作品の登場人物よりも人間らしいそれがシャーロックホームズだ。

2023/10/30

流之助

シャーロック・ホームズをちゃんと読む前に、色々な作品で親しんできた、ある意味完成されたキャラクターとしてのホームズ&ワトソンのキャラクターがそこにあった。当時の読者からすれば、この作品からホームズの人格は変わったのだと言えるのかもしれないが、私にとってはこれぞホームズなのだ。今回は「踊る人形」がいちばん楽しめた。自分でアルファベットの対応表を作って悦に入るくらいには気に入っている。今回も、訳者あとがきは読む必要性を感じない。付録の小品二作は最高だった。

2017/08/10

泉のエクセリオン

ライヘンバッハの滝にモリアーティ教授と落ちたけど、実は落ちてなかったという復活のためのいささか苦しい展開だが、それでも収録されている話は面白い。「アビ農園」の犯人の動機は今読んでも大義名分があるなと考えてしまう。「犯人は二人」では恐喝王ミルヴァートンに流石のホームズもお手上げで相手の自宅に泥棒に入るという(しかも相手の行動を読み違う)展開に笑った。しかも逃げる際にワトスンは顔を見られて・・オチのレストレイドとの会話「これではまるでワトスンの人相書きみたいじゃないですか」というホームズの言葉にまた笑った

2022/03/06

hydrangea

当時の諸事情により復活したホームズが活躍する第3短編集です。子供の時分に読んだ際には、素直にホームズ凄いな、なんて思ってましたw この短編集では恐らく「踊る人形」が有名なんだと思いますが、私は「アビ農園」の"The game is afoot"で語られるホームズの台詞が大好きです。

2017/04/02

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