決定版 第二の性 II 体験(上) (河出文庫 ホ 7-2)
決定版 第二の性 II 体験(上) (河出文庫 ホ 7-2) / 感想・レビュー
アナーキー靴下
女性の成長段階に応じた行動や心理が詳説されるが、流石に70年も前となると、文化の差を感じる点も多い。私の子供時代と比べてさえ、個人差があるかな…と思える話が多いが、先輩方が切り拓いてくれたからなのだと実感する。一方で、本巻では性愛についても取り上げられており、普遍的かまでは判断できないものの、今なお通ずるのは間違いない。スタンダールの『赤と黒』が読みたくなった。以下自分用覚書。 ●(P174)男を挑発して喜ぶが、男に欲望が起こったとみると、嫌悪感もあらわに身を引く。男の欲望は侮辱でもあり賞賛でもある。
2023/07/28
chacha子
様々な条件下において、女性がどのような心理状態になるのかを克明に書いた哲学書。精神分析的な側面も多分にある。
2023/12/05
right27
あんまり本題じゃないけど家事の描写(の引用)が愉快で好きだった。「蛇口よ、汝はピカピカになるであろう」(『大地と休息の無双』)100年前の本なのに書かれていることに共感できすぎるのが切ない。(時代が違ったんだね、となる部分が思ってたより少ない)
2024/09/08
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