東京レクイエム (河出文庫 い 7-1)
東京レクイエム (河出文庫 い 7-1) / 感想・レビュー
さるぼぼキング
昭和天皇崩御前後の奇妙なムードを背景とした話を中心に、日本古来の伝統文化、習俗と思われているいろんなものが実は近代化の要請によって明治以降に作られていたということがいろんなエピソードによって綴られている。
2011/10/18
bittersweet symphony
オリンピックが決定して大喜びしていた姿が記憶に新しい猪瀬直樹(1946-)さんの95年に出たものを未読本棚から。二十数年前ノンフィクション作家の本を手当たり次第読んでいた時期の対象のひとりが猪瀬さんでした(ゆえに手元に未読本が数冊あった)。本書の内容としては昭和天皇逝去前後の東京とメディアのスケッチということになります。近代天皇制への懐疑やら過度に開発され過ぎた東京への違和感やら現時点から見るとどの口が言っているのか、感がすごいですね。
2013/09/27
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