島田秀平の怖い話: 真夜中の恐怖ひとり語り (KAWADE夢文庫 1116)
島田秀平の怖い話: 真夜中の恐怖ひとり語り (KAWADE夢文庫 1116) / 感想・レビュー
夢追人009
お笑いよりも怪談芸人と呼んでいい島田秀平さんの36編のショート実話怪談集ですね。優しくソフトな語り口のお陰で怖さは抑え目ですが気軽に読めて大いに楽しめましたね。まあ都合の良すぎる話もありますが虚実の何れにせよ面白ければそれでいいやと私は思いますね。『ツイッター』バイトをしている大学生の男の子が帰りが遅くなってツイッターで「いま、終電間際、駅まで走ってる」とつぶやく。何とか間に合い閑散としたホームで若い女性が髪を振り乱す様子を目撃してつぶやくと皆から画像をリクエストされて女の子の写真を撮り画像をアップする。
2020/11/13
ふじこ
島田さんが聞いたり実際に体験した奇談・怪談を36話収録。特にひとりかくれんぼの話はやり方を読んだだけで寒気がしてくる。一人暮らしの家に帰ると…という話が多くて家でひとりで読みながらふるりと震えた。今日は玄関に盛り塩をして寝ます。
2019/08/17
rkondo_001
有名な都市伝説やクリーピーパスタのアレンジと思われるお話が多数載っており「現代の怪談を読んでみたい」という初心者の方向けの入門書として良さそうです。(逆に、読みなれた方には物足りないかもしれません)以前某意味怖の解説にがっかりした事があったのですが、それが元らしき"廃病院"はシンプルな怪談にアレンジされており、島田さんも同じ事を感じたのかな、と思うなどしました。物語の内容も文章もそこまで怖くは無いのですが、実際にそれが著者によって読まれている光景を想像してみると それだけで没入感がぐっと上がる気がします。
2020/08/12
そうさん
一度以前に読んでいた。都市伝説のようなものが多くて、もの足りなかった。
2021/08/03
たけとり
2012年に出た本の文庫化。そのせいか、結構知ってる話が多くて新鮮味はあんまりなかったかなぁ。でも装丁がシンプルで、おどろおどろしい挿絵でびっくりさせてくることもないので、怖い話を純粋に楽しみたい人にオススメ。話し言葉でそのまま書かれているので、読みやすい。でも怖い。
2019/07/29
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