小池真理子短篇セレクション 3 幻想篇
小池真理子短篇セレクション 3 幻想篇 / 感想・レビュー
出世八五郎
良い霊や自覚ないのか悪い霊が出てくる。「命日」「家鳴り」「流山寺」「水無月の墓」「ミミ」の5短編収録。ラップ音を素材とした「家鳴り」が興味深かったがラストでの恐怖が足りなかった。
2020/09/29
k.m.joe
恐怖感を味わう作品でも、ただ単に異形の者(死者)を恐ろしい存在として描いていない。底辺に、愛着とは少し違う「せつない気持ち」が常に流れ、人生のはかなさを思い知る。これも「もののあはれ」の一つだろう。小池さんは、タイプの違う小説ごとに文体を変えておられるそうだ。今回初めて彼女の作品を読んだので、また別のタイプのものを読んでみるか。
2013/05/04
mnagami
幻想系ホラー作品。某ガイドブックには最恐短編とあったがそれほどでもなかったかな。どちらかというとじわじわくる怖さに近い作品が多いと思う
2016/09/22
こっこ
大切な人が出てきたり、見守ってくれていると思うと、うれしいし怖くない。読みやすかった。
2016/07/01
サワコ
あの世とこの世とに分かれているのではなくて重なっている部分があることに気付いている、感じることが出来ている、ひとたちのお話が綴られています。
2016/06/05
感想・レビューをもっと見る