パンセ 3: 橋本治雑文集成
パンセ 3: 橋本治雑文集成 / 感想・レビュー
amanon
こんな独自の視点から、膨大な書物を読み解き、論じる人ってもう二度と現れないだろうな…と思うことしきり。そしてこれだけの本について論じながらも、大学に入るまで本を読んでいなかった、読書はあまり好きでなかった的なことを曰うのだから、妙な小憎らしさを覚えてしまう(笑)。それと同時に、もっともっと多くの小説について論じたものを読みたかったな…と今となっては無い物ねだりなことを思ってしまう。個人的には、「青春小説」という位置付けで、北杜夫の『楡家』を取り上げているのが驚きなのと同時に嬉しかった。十蘭面白そう。
2022/04/17
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