ときめき百人一首 (14歳の世渡り術)
ときめき百人一首 (14歳の世渡り術) / 感想・レビュー
Aya Murakami
図書館本 タイトルにときめきとついていますがときめき通り越して胸キュンな内容の全100作品を丁寧に紹介した本。 素性法師の作品が立ち位置とともに面白い作品。法師というとお坊さんですよね。そして男性。恋とは無縁であるべき僧侶が恋の歌を歌うのも面白い組み合わせですし、なおかつ女性になりきってるのも変化球。 恋などの和歌のキーワードのことを部立というのは初耳(高校の時に習っていたのかも?)
2021/10/09
万葉語り
知っている歌も知らない歌も、解説付きで楽しく味わうことができた。作者や作品の背景がさらっと説明されていて、お勉強っぽくなく百人一首に触れられる良い本だと思った。2017-90
2017/06/11
しょうじ@創作「熾火」執筆中。
【図書館本、1回目】ご想像がつくと思うが、マンガ『ちはやふる』の影響を受けて手にしてみた本。見開きで、右に小池さんの現代語訳、左に解説と見やすい構成となっている。知っている歌や作者がいるかと思えば、歴史的な背景となると、ほぼ全滅なのが哀しい。本自体は楽しく、側に置いて時折見返すのがいいかなあと思った。
2017/05/28
きゅー
「14歳の世渡り術」の一冊だが、百人一首を改めて学びたい大人にぴったりの一冊に感じた。100の和歌それぞれについて現代語訳、文法説明、解説が見開き2ページで掲載されている。小池氏の解説は、たんに和歌の内容を説明するだけではなく、彼女自身のフィルターを通して解釈し、それぞれの和歌の面白みや良さを蘇らせている。彼女が詩人であり、小説家であるということは重要なことだ。和歌を解釈する視座だけではなく、和歌を詠む視座もあわせ持ち、31文字の言葉から生まれる風景、音、季節の様子、人々の感情を詩情豊かに想起させてくれる
2021/03/18
tyfk
池澤夏樹日本文学全集の百人一首がよかったので、これだけの一冊ほしくなりさがしたら、YA本があったけど、だいぶ内容がコンパクトになってた。語彙の読みが二重になってたり、並び順も没年というだけでなく、組にする意図が仕掛けてあったり。いまのところ80番台のがわりと好み。
2023/08/27
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