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サムライ・ポテト (NOVAコレクション)

サムライ・ポテト (NOVAコレクション)

サムライ・ポテト (NOVAコレクション)

作家
片瀬二郎
出版社
河出書房新社
発売日
2014-05-27
ISBN
9784309622262
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ジャンル

サムライ・ポテト (NOVAコレクション) / 感想・レビュー

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miroku

現代人の視点で描かれたSF。パターンは出尽くしても、時代を反映することで、小説の可能性は無限だ。・・・たぶん。

2015/07/01

月世界旅行したい

ここ数年で出た本で、SFを読んだことがない人にすすめるなら、この一冊を選ぶと思う。それほどにバラエティ豊かでレベルの高い短編集。それにしても、2014年はハヤカワ新人組と合わせるととんでもない新人王争いが行われている。はっきり言って上半期までの判断なら本書が新人王だ。表題作もいいけど「三人の魔女」もいい。個人的好みなら新人王抜きでも今年一番だ。(今現在はだけれど)……下半期は新人さんがまだ出てくるのだろうか?オビにも書かれていたけど文字通り戦国時代だよ。

2014/05/28

キキハル

二作は既読でしたが、やはり表題作がいいです。自分を意識し考えることを始めたロボットの悲哀が胸を打ちます。ロボットを遠隔操作する三津谷くんのお話は、すぐそこの未来に起こり得るかもしれなくてとてもリアル。ハンバーガーを食べながら、PCやスマホからの指示でロボットを操り世界を変革する。そんな時代が確実に来そうです。もちろんどんな使い方をするのかはその人次第ですが。訳の分からない渦に巻き込まれながらも楽しめたコメット号漂流記。アニメになったら面白そうですが、最後の着地点は嫌かも。イイナリンは飲みたくありません。

2014/10/08

ヒダン

SFの短編が5篇。表題作の普段以上に持ち場を離れた時に自我が芽生えるというのはなんだかありえそうな話だと思った。「00:00:00.01pm」は時間と物理法則についての設定を活かした展開から前向きなラストで読後感がいい。「3人の魔女」が一番気に入った。高校生活の話なのになんか変で興味を引きつけられ、最後に分かってすっきりした。「三津谷くんのマークX」「コメット号漂流記」は主人公がどこにでもいそうな若い子で、それなのに淡々と怒りの末というわけでもなさそうに暴力性を発揮するのが不思議だった。

2016/09/04

かんけー

初読み作家さん。SFが読みたい2015版で見つけて、読みたいと(^^)サムライポテト、自我に目覚めてしまったAIロボットの悲哀?をひしひしと感じる。00:00:..この表現はとても新鮮、時の流れは確定しているち云う法則を上手く壊して、寺島の正義と絶望の狭間の心理描写を読者の視点の載せて操っている。三人の魔女、時の魔女である香澄がタイムワープしてその悲劇の時代をトレースする感覚ぽく思えた。これも中々♪三津谷くんのマークX、テロリストに復讐出来て良かった(^_^)コメット号漂流記、色んなオマージュの詰まった→

2016/03/09

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