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アヴィニョン五重奏II リヴィア (アヴィニョン五重奏【全5巻】)

アヴィニョン五重奏II リヴィア (アヴィニョン五重奏【全5巻】)

アヴィニョン五重奏II リヴィア (アヴィニョン五重奏【全5巻】)

作家
ロレンス・ダレル
藤井光
出版社
河出書房新社
発売日
2013-05-18
ISBN
9784309623122
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アヴィニョン五重奏II リヴィア (アヴィニョン五重奏【全5巻】) / 感想・レビュー

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syaori

「君の手による、あちこちが軋んだ『ムッシュー』は、他の四冊においてまた練り直される一群の主題を提示するにすぎない」―ブランフォードが創造物サトクリフに言う言葉のとおり、Ⅰで提示された主題が再び登場します。コンスタンスの死によって呼び起こされた記憶を軸に、彼女と彼女の妹リヴィアとの出会いとその夏の思い出。テンプル騎士団、アヴィニョンの城館、こだまのように繰り返しているようで繰り返していない、現実と虚構と過去と未来が一緒になったような世界に翻弄される、その楽しさ。「五の目」になるというこの作品の「務め」とは?

2017/05/09

rinakko

再読。

2021/11/04

rinakko

「ムッシュー」の雰囲気を求めているとまたちょっと違うけれど、話はますます面白くなっていく。第一章ののっけから始まる、境界のぐだぐだ感が好き過ぎる。“ベルベットの難問を持つ女と、白鳥の嘴を持つ女”、金髪のコンスタンスと黒髪のリヴィア。姉妹の人となりはとても興味深く、次巻も楽しみで仕方ない(サビーヌの行方ってw)。

2013/05/25

mejiro

物語の枠がうっすら見えてくる。第二次世界大戦の暗雲が近づいている時期。若者たちの恋と友情と冒険が描かれていて、前巻よりとっつきやすい。ファムファタールな姉妹が印象的。フロイトの精神分析をからかったり、登場人物が別人のようになったり、なかなか混沌としている。サトクリフの戯言やおもしろさがわからないのが残念。

2015/01/22

Keusuke Sakai

冒頭いきなりのマトリョーシカのような多重構造の展開に、また1作目を読みかえさねばと思いつつ、結局2作目も最後まで読み進めてしまいました。正直、1作目も振り返りつつ、2作目が終わった時点で混乱の極みなのですが、3作目も早く読みたいと思わせるあたり、一体なんなんでしょうか、この作品は。

2013/09/18

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