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アヴィニョン五重奏V クインクス (アヴィニョン五重奏【全5巻】)

アヴィニョン五重奏V クインクス (アヴィニョン五重奏【全5巻】)

アヴィニョン五重奏V クインクス (アヴィニョン五重奏【全5巻】)

作家
ロレンス・ダレル
藤井光
出版社
河出書房新社
発売日
2014-11-15
ISBN
9784309623153
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アヴィニョン五重奏V クインクス (アヴィニョン五重奏【全5巻】) / 感想・レビュー

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syaori

繰り返される主題の秘密は、どれが真でどれが虚だったのか。この幻惑されるような変奏とサトクリフとの対話で、創造者と被造物の「二重焦点」のなかで探し求めていたものは「目が合ったときから」惹かれ合っていたのに拗れてしまったブランフォードとコンスタンスの愛だったのではないでしょうか。しかし、それを見いだしたブランフォードがその物語を書くため彼女から離れることは予告されていて。でも、だから最後の洞窟の闇は、物語の最初の夜の列車の闇につながっているに違いないと思うのです。「コンスタンス、君を愛している。僕は死にたい」

2017/05/12

rinakko

とうとうたどり着いてしまった最終巻。あえて一冊ごとに読んできたので、来し方を振り返っても隔世の感をより味わえる。ゆったり時間をかけて物語の変容を堪能出来てよかった…と思いつつ、次の楽しみは纏めての再読。彼らと別れる気がしない。

2014/11/17

mejiro

最終巻。作者と分身の抽象的な対話、創造する者と創造された者の関係に重点が置かれている。各巻ごとに設定が変化する、パラレルワールドのような物語のため、伏線や謎が残るのが気になった。難しい、あの謎はどうなったの、と消化不良で欲求不満な面もある。なんとか読み終わった感じだけど、貴重な読書体験だった。

2015/01/25

rinakko

再読。

2021/11/18

Keusuke Sakai

ついに最終巻。戦前、戦中、戦後と続き、アヴィニョンから始まりアヴィニョンで終わりを迎えました。技巧的にもかなりハードル高めのため、読むのに難儀した部分、読解に自信のない部分も多々ありますが、それでもこれまでの登場人物たち、それぞれの物語がここに収斂し、あの世界遺産でもある水道橋でのラストに感慨ひとしおです。

2014/12/06

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