原発と原爆---「核」の戦後精神史 (河出ブックス)
原発と原爆---「核」の戦後精神史 (河出ブックス) / 感想・レビュー
mochizo
確かに、原爆が「ゴジラ」で原発が「鉄腕アトム」という発想。中々面白い視点ですね。日本は、この2つの「核装置」をどう取り扱っているかを考えたのが戦後の時代だったのでしょうかね。文学的にもこの面が露われているのがわかった内容の本でした。
2019/09/19
mugi
あとがきによると、前半は2000年に書いた記事の焼き直しであるとのことだが、後半部のほうが、断然おもしろかった。前半は、手塚治虫にしても宮崎駿にしても、贔屓の作家を否定しきれないでいる曖昧さがめだった。永井隆についても解釈は凡庸だった。震災後の書き下ろしの後半部も、作品の批評そのものが成功しているとは思われない。しかし、作品を使って原発批判をしていく弁舌は厳しくて、小気味良かった。原発は、今日でさえなお、呪術的な何かに頼らずにはいられないほど、人間のコントロール能力を大きく上回るものである、本当は私たちは
2012/03/12
まり☆こうじ
東宝特撮の脚本家、木村武(馬淵薫)について触れられています。この脚本家の経歴は不明な部分が多いけど、佐賀県で共産党のオルグ活動を行っていたというのは、本当だろうか。知る限り、大阪とか滋賀しか該当がないと思われますが。
2023/07/07
やま
再読。講習の準備。
2018/08/09
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