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【人と思考の軌跡】竹中労---左右を越境するアナーキスト (河出ブックス)

【人と思考の軌跡】竹中労---左右を越境するアナーキスト (河出ブックス)

【人と思考の軌跡】竹中労---左右を越境するアナーキスト (河出ブックス)

作家
鈴木邦男
出版社
河出書房新社
発売日
2011-12-10
ISBN
9784309624372
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【人と思考の軌跡】竹中労---左右を越境するアナーキスト (河出ブックス) / 感想・レビュー

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半木 糺

竹中労と実際に親交のあった鈴木邦男による評伝。しかし竹中に関する記述よりも、興味深かったのは「伝説のおかま」東郷健襲撃事件の顛末である。偶然街中で東郷の姿を見かけた同士に向かって(おそらくこの人物は木村三浩であると思われる)「天の助けだ。今しかない。自転車ごと体当りして、あとは半殺しにしろ」と命令する鈴木。穏やかそうに見えても、やはり鈴木邦男という人間は根っからの武闘派なのだ。

2014/08/08

てら

竹中労の死から20年…風化せず、逆によみがえってきているのは嬉しいことだ…と書いて、いやこの人が未だに必要とされる日本って…と暗然とする。「新右翼」の旗手・鈴木邦男による、竹中労の思い出。まったく、ムチャクチャな人しか出てこない本。その中で常に台風の目だった竹中労。「おっちょこちょいの鬼たち」と戯れ、自らもその中の一匹として生き、死んでいった。その魂は「プロジェクト・タケナカ」として冷凍保存され、日本中の禿頭の男の人格に上書きされ…うわなんだお前らはなs

2012/09/15

小野島 大

きちんとした評伝ではなく、著者との個人的関わりを軸に、左翼/右翼を超越した政治思想家・運動家としての竹中を描く著。時に極端に感情的になる筆致はそれなりに魅力的だが(鈴木の著書を読むのは初めてなので、過去の著作と比べてどうかはわからない)、竹中のきわめて重要な側面である音楽/芸能/カルチャー方面への言及がほとんどないので、その点では物足りなさが残る。むしろ竹中との交流を題材に、鈴木自身の青春を描いたエッセイと言えるかも。

2011/12/30

sasha

う~ん、竹中労の評伝だと思って購入したので肩透かし。著者が竹中と関わった青春の回顧録だよね。ルポライターとしての竹中というより、その思想を時代の空気と共に思い出してるって感じか。それにしても、野村秋介の名前が懐かしかったなぁ。

2012/07/22

youhei11

竹中労の事を知りたいと思って読むと拍子抜けかも。ただ鈴木邦男が語ることに意味がある。アナキスト竹中とあの時代の空気を知る為であればとても良い。

2012/01/15

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