完全版 ピーナッツ全集 12: スヌーピー1973~1974
完全版 ピーナッツ全集 12: スヌーピー1973~1974 / 感想・レビュー
keroppi
登場人物たちは、みな感受性が強く悩み多い。スヌーピーは自分のことを「ミスター感受性」なんて呼んでいるし、「ぼくの人生は意味がない…」なんて憂えている。出番が多くなったパティは、自分はどんどんバカになっていくのではと悩んでいる。学校に行くのが嫌なサリーは、学校の校舎と会話する。ルーシーは自分の気持ちを伝えきれず、攻撃的な行動に出ているような気もする。もちろんスヌーピーの悩みは食事で一瞬に消し飛ぶし、パティはスケート大会に出場しようと前向きだ。この心の表現がキャラクターたちを愛おしいものにしているのだろう。
2021/10/02
ぐうぐう
ペパーミント パティ「年をとるにつれて、物ごとは変わっていくと思う、チャック?」チャーリー・ブラウン「そうだなあ、パパが言ってたけど、子どものころ、近所にとてもすてきな劇場があったんだって…パパがごく小さいころには、劇場はすごく大きく見えたのに、年月がたつにつれて、劇場はどんどん狭くなっていって…」P「どんどん狭く? 劇場がどんどん狭くなっていくなんてこと、ありえる? あなた、わたしに向かって哲学を説こうっての、チャック?」C「たぶん、もっと年をとれば、劇場がまた広くなるときも来るかも…」(つづく)
2020/02/12
風に吹かれて
1973年1月1日付から1974年12月31日付までの730編収録。 スヌーピーは様々な「ごっこ遊び」を考え出して読む者を楽しませてくれる。出版社からの原稿採用通知は届かないが、作家ごっこでタイプライターを打って創りだすショート・ストーリーは相当なもの。本巻から一編を写しておきたい。 →
2023/03/27
りえこ
この巻もとても面白かったです。ペパーミントパティのお泊まり、そこに寝るの?の連続や、壁とお話するサリー等。可愛らしい場面が沢山。
2021/02/09
言いたい放題
冬で終わる。最後にはいつも少ししんみりしてしまう。
2024/10/09
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