完全版 ピーナッツ全集 16: スヌーピー1981~1982
完全版 ピーナッツ全集 16: スヌーピー1981~1982 / 感想・レビュー
keroppi
ピーナッツが描かれ出して30年が経過している。子供たちは、いつまでも子供で、愉快な日々を送っている。シュルツは、60歳を迎える頃の作品だ。人生を語るようなセリフもちらほら。ルーシーが言う。〈人生はデッキチェアみたいなもの。クルーズ船の船尾に広げて座り来た方を見ているか、船首に座りこれから行く方を見ているか。〉スヌーピーは語る。〈24時間しか生きていないクダモノバエと話したが、彼はひとつだけ悔やんでいた。今分かっている事が午前9時に分かっていたらなあ。〉楽しさの中にも、ふと考えてしまうものかもしれない。
2021/11/28
ぐうぐう
『ピーナッツ』の世界では、大人は描かれることがない。存在しないのではなく、姿が描かれないのだ。それが一番よくわかるのが、教室でのペパーミント パティの場面だ。ひとコマ目「答えですか?はい、先生…いえ、つまりわかりません…」ふたコマ目「何ページですか?今日のところ?いいえ、先生…どこですか?どうやって?誰が?なんですって?」さんコマ目「先生、お願いがあるんですが?」よんコマ目「もういちど出席をとって、わたしがいるかどうか確かめてみてください!」(つづく)
2019/12/05
Book Lover Mr.Garakuta
スポーツや音楽、お天気や文学に至るまで非常に面白い。野球やテニス、兵隊さんなど掴み処が一杯の作品だった。
2020/02/29
風に吹かれて
1981年1月1日‐1982年12月31日付けの730編収録。 1981年2月7日付けでルーシー(Lucy)がチャーリーに面白いことを言う。「ひとつ発見したわ!百聞は一見にしかずじゃないのよ!私の計算では、八十聞は一見に如かずよ」と言う。そうかも知れないと納得した。 それ以上に、そうなのか、と感嘆したのは、”ONE PICTURE IS WORTH A THOUSAND WORDS”という表現。「聞」と 「WORD(語、ことば)」の違いは日本と英語圏の文化の違いなのだろうなあ、と思うものの、 →
2024/04/23
ツキノ
ペパーミントパティが特に気になる巻。野球の試合でチャーリー・ブラウンにポップコーンを売らせたい、チョウが鼻にとまり、天使に変身した話題は随分長いこと展開する。そして彼女には母がいないのか!それからサリーのビーンバッグキャンプ、スヌーピーの兄弟のマーブルス初登場。堪能しました。
2020/10/01
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