不機嫌のトリセツ (河出新書)
不機嫌のトリセツ (河出新書) / 感想・レビュー
布遊
・家族の「自分ばっかり」を払拭する⇒「ほめる、ねぎらう、感謝する」・対話の2種類 「心の文脈」共感とねぎらい「事実の文脈」命を守る・レストランでは女性を壁側に座らせる 男性は動くモノに照準を合わせてしまう・脳は必要な時に、必要な回路だけ活性化して使う・良い脳とは、瞬時に必要な回路を選択し、そこにだけ電気信号を流せる脳のこと・男は遠くを見て問題点を指摘し、女は近くを見て共感る ・女はしゃべり、男は黙る@カサンドラ症候群とは、アスペルガー症候群のパートナーを持つ人に起こるストレス症状
2023/01/21
たまきら
黒川節に変わりはありませんが、「不機嫌」というタイトルをつけたのは編集者さんのお手柄みたいです。ちょうど反抗期の娘さんに夫が苦労しているので、ちょうど良かったかな。コロナ禍にこういう本が出版され、少しでもにこにこできたらいいな…。そんな制作者の意図が感じられるあたたかな一冊でした。
2022/02/15
わんつーろっく
既刊は未読なので、作者が人工知能の研究者だと知り納得。「速やかな問題解決と結論」を求める男脳と「細やかな察しと共感」を求める女脳。ふむふむ。理系文系と決めつけずに学べる義務教育の重要性や自閉症スペクトラム、カサンドラ症候群などにも触れ、人類の不機嫌の源とやらを知った。面白かったから、他のトリセツも読んでみようかなぁ。でも、大人は他者のためにことばを紡ぐべきで、自分の感情の垂れ流しをするな!まずはこれを肝に銘じよう。息子よごめん。そしてAIに人生を奪われないように。
2022/06/14
aloha0307
男性脳と女性脳の違いをラジオのチューニング📻にたとえたのは面白いね😊「生存の可能性を上げる⬆️」もの・ことへの感性が異なるのだね。不機嫌の退散レシピ〜良かったです but女性の機嫌の取り方は詳細に記載も、男性のは無し。これは片手落ちではないかい❓❗
2021/12/15
Olive
男女の脳は全機能搭載可能な状態で生まれてくる.男は狩猟に出ることを,女は子を育てることを基本に,それぞれの生存に有利になるように進化した.黒川はそれをチューニングという言葉を使って説明する.そしてこれは対話の特性にも表れる.問題解決型の男と,共感型の女である. このすれ違いが対話の齟齬を生む.夫婦ならなおさらである.お互いの型を知って理解しようとすれば,お互いが不機嫌にならないよねということ.夫によく言う「ただ聞いてほしいだけなんだけどさ」この枕詞は自分の防御線だったのだ.いつも機嫌よくいたいものだ.
2023/05/29
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