澁澤龍彦翻訳全集〈15〉 サド公爵の手紙,城の中のイギリス人,三島あるいは空虚のヴィジョン 他
澁澤龍彦翻訳全集〈15〉 サド公爵の手紙,城の中のイギリス人,三島あるいは空虚のヴィジョン 他 / 感想・レビュー
そのじつ
当初偽名で発表したこの本を、マンディアルグ名義で発表しなおした時に添えられた序文も収録されており、その中でサドの「ソドム百二十日」について触れたり、本文中で登場人物が「悪徳の栄え」を扱う描写が出てくる。 サドへのオマージュ…のようなことを意識していた、のだろうか。潮の満ち干で孤島となるガムユーシュという城塞めいた館に招かれた「私」は、館の主モンキュに、アンモラルな性癖における同好の士と見込まれた訳だが、エスカレートし続けるモンキュの欲望と混沌を、「私」は次第に冷ややかに見つめるようになる。2012年8月
2014/08/04
ハミーネス
『城の中のイギリス人』目当てです。眼球譚とサドを足して割った感じ。おぞましくエロティックで超悪趣味。ドエロ変態野郎があの手この手で己の欲望を満たそうと切磋琢磨。正直、ついていけない。次第にエロよりもグロに近くなっていくような・・・
2012/11/01
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