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田村隆一全集 1 (田村隆一全集【全6巻】)

田村隆一全集 1 (田村隆一全集【全6巻】)

田村隆一全集 1 (田村隆一全集【全6巻】)

作家
田村隆一
長谷川 郁夫
出版社
河出書房新社
発売日
2010-10-08
ISBN
9784309709819
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田村隆一全集 1 (田村隆一全集【全6巻】) / 感想・レビュー

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再読、とは言ったものの、初期の田村隆一の詩業は「瞬間の王」を贅沢に消尽している。速度といい、強度といい、文明批評の弱さを補うような炸裂してゆく「青春」の詩情は、後の「感受性」の詩人たち(谷川、大岡など)を先取りしている。『荒地』においてそのような瑞々しい「青春」の詩であったがゆえに、それは加速度的に消尽されて、よくて『緑の思想』までで、それから弛緩して弛緩しきる。批評の方もぱっとしなかったので、エッセイの方に、それは詩においてもそうなんだが、「詩人」としての田村隆一を読むならこの巻だけで十分だろう。

2017/05/18

飴玉

田村隆一の初期の詩(「立棺」など)は好き。散文で鮎川信夫や森川義信の詩も取り上げられていて、おもしろかった。

2014/06/29

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