ふぶきの道 (世界の民族絵本集―カナダ)
ふぶきの道 (世界の民族絵本集―カナダ) / 感想・レビュー
たまきら
実話をもとにしたお話です。ピアノレッスンのため10キロの道のりを年老いた馬・ベルに乗って行く女の子が、ある冬の日ふぶきに遭遇し…。ドキドキしながら読みました。動物が大好きで、田舎で育った自分にはたまらない一冊でした。娘さんは牛が好きなので、牛に乗って行くほうがあってるかな、ぷぷぷ。
2020/12/13
booklight
年老いた動物問題。これも事実を知っていないと描けない話。絵が写実的でありかわいくもあり、だからこその話。ピアノを習いに行くのに馬で10kmって、と思うしその途中で遭難しかけるのもさすがカナダ。寡黙なお父さんがいい感じ。割と好きなタイプの絵本でした(なぜだろう)。
2023/10/09
いろ
見渡す限りの草原を毎週,老牝馬でピアノのおけいこに通う少女。ある日,帰りに猛吹雪に遭い…というお話。吹雪を懸命に家に向かう様子も凄まじいが,帰り着いた時にはさらに想像以上の猛烈な吹雪だった事を感じさせられた。凍り付いて,肉切り包丁で馬の毛と服を切り離さないといけないほど! 老牝馬ベルの賢さ健気さと忠誠心に頭が下がる思い。9歳男児と息を飲んで読んだ。無事で本当によかった。戻った後の描写の数々にますます気持ちが温められた。
2018/02/23
魚京童!
吹雪の中で眠りたい。気持ちがいいのだろう。だって天使が飛び交って、天上へと誘ってくれる。そちらの方がいいのだろう。この現世で苦しむよりは。だから酒に飲まれるのだろう。しょうがない。だって逃げられる場所があるんだもん。不思議だよね。みんな苦しいことからは逃げればいいっていうけど、お酒に逃げる人を叩く。お酒ほど良い逃げ場はないと思うんだけど。この現実を受けきれない。逃げるしかない。死ぬよりだいぶまし。でも結局死ぬのだ。吹雪の中まっすぐなんて歩けないのだ。
2019/02/02
ochatomo
お気に入りさんレビューより カナダの絵本 実話に基づいた老馬ベルと少女モーリーのおはなし ラストの絵が心に残る 原題“Bell's Journey” 元本1993年 1994刊
2019/11/22
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