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図説漫画の歴史 (ふくろうの本)

図説漫画の歴史 (ふくろうの本)

図説漫画の歴史 (ふくろうの本)

作家
清水勲
出版社
河出書房新社
発売日
1999-07-01
ISBN
9784309726113
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図説漫画の歴史 (ふくろうの本) / 感想・レビュー

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akihiko810/アカウント移行中

図説・明治からの日本の漫画の歴史。印象度B+  明治、大正期は漫画と言えば「風刺画」で、ナンセンス漫画が日本に出てきたのは昭和初期らしい。「時事新報日曜付録」に北沢楽天が描いたおてんば少女「とんだはね子」なんて、ほぼ「サザエさん」や「フイチンさん」と変わらないと思う。日本の漫画の豊饒さの土壌は、本書を読む限り昭和初期に整備されたといってもいいと思う。手塚以前の漫画状況が詳しく載った本は初めて読んだ。本書では手塚を「あくまで漫画史の中に現れた一漫画家」みたく位置づけ、特別視してないのもこの手の本では珍しい

2021/08/04

富士さん

cartoonとcomicの関係の把握は、マンガ研究ひいてはアニメ研究には避けて通れないところです。comic史観では、子供向けだったものが消費者の高齢化に合わせて対象年齢を上げ、市場を拡大してきたと単純に解することが出来ますが、はじめから大人向けだったcartoonも含めて考えるとこのような理解は成り立ちません。手塚治虫さんなどは初めから大人も意識しており、cartoonの伝統は決して伏流化した訳ではありません。本書は薄いながらも、この両方に目を配った良い本で、マンガ史必読の文献であると思います。

2021/04/16

takao

ふむ

2021/07/27

にらさわ

卒論の資料本。う〜んようやく現代まで歴史を追えた。絵がたくさんで楽しめた。しかし私の卒論資料はこの著者の本が多い。第一人者なのか。

2010/12/01

せいむ

明治以降の漫画の変移についての本で、近代史を雑誌側から追っていく形に近い(ちなみに、田河水泡『滑稽の研究』が楽天の名前だけだして終わってるので、これの続きとしてもお勧め) ページに所狭しと並ぶ資料は、当時の空気が感じられて楽しいし、書いてある文字を読もうとついつい頑張ってしまう。1度当時の読んでみたいけど、これは国会図書館かしらん

2022/03/26

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