森へ 新装版 (カワデ・パーソナル・コミックス 43)
森へ 新装版 (カワデ・パーソナル・コミックス 43) / 感想・レビュー
マリリン
自然や動物をテーマにしたオリジナル作品集。人と動物との関わりや、自然界に生きる動物に対する視線が暖かい。特に印象に残ったのは「鷹」と「月に吠える」。「ロング・ナイフ」「ジェロニモ」は既読か。あとがきの机上の森は、作品への想いを感じる。温暖化が問題視されているが、地球は晩秋から冬に向かっているのだろうか。アフリカで人類の祖先ラマピテクスが生まれてから気の遠くなるような長い年月が過ぎ、地球の自然や動物が少しずつ失われていく… 厳しさと優しさ、どちらが欠けても自然の中では生きて行けないという言葉が響く。
2021/12/14
阿部義彦
古書市にて、河出書房新社のカワデパーソナルコミックスの一冊。そう言えば河出書房新社でも漫画を出していたんだと。このシリーズのいしかわじゅんのを昔持ってました。だが今では全部品切れ重版未定で、まんだらけの買取では大体定価を超えてました。これのとり・みきの一冊は今持ってました。閑話休題、谷口ジローさんが79年から85年にかけて書いた、自然と共に生きる動物人間を描いた短編集。鷹匠やインディアンを通しての自然の厳しさそして雄大な息吹を伝えます。『ジャコウ』のみ最後はSF仕立てで驚かされました。
2024/09/28
たいきち
図書館。
2022/02/16
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