凪渡り ― 及びその他の短篇 (九龍コミックス)
凪渡り ― 及びその他の短篇 (九龍コミックス) / 感想・レビュー
いっちゃんず
爛れているというか退廃的というか、良く言えば大人の恋愛なんだけれど…エロティックでバッドエンド(ではないものもあるけど)な短編漫画の数々。初出一覧で太田出版のエロティクスに載っていた作品だった事を知り、妙に納得。面白かったけどね(笑)
2015/10/30
滝沢キック
大人の恋愛を描いたというよりも、世間からのはぐれ者の傷のなめあいをしっかり、確実に描いた作品。話は洗礼されていて良いのだが、マンガらしさが足りない気がする。コマ割りなども単調であるので、もっと工夫すれば演出できるんじゃないかな、と思ったのだが、この単調で静かな空気感こそがこの作品である、と言われたら何も言い返せない。
2012/07/17
アライニコ
高浜寛のマンガはいつもセックスと別れが一緒にあるなあという印象
2013/08/23
たらこ
紙面から、哀愁とは少し違うそこはかとない「もの悲しさ」が伝わる。現実としてはなかなかないんだけど、「リアル」な描写が光る。「エロティクスF」で描かれたものは、男女の関係性が終わるというシチュエーションで一貫。
2010/08/19
誰パンダ
「水いらず」最初この元夫婦は子供ができなくて別れたのかな?と思ったけど、それにしてはさっぱりしてるし、わざわざ子作りで有名な宿を選ぶというのも配慮に欠けてるし、どちらのせいでもなかったというセリフもひっかかるし、別れた理由はそうではないっぽい。でも、子供ができなかったという設定にした方がより深みのある作品になったのではないかと思う。そのほうが最後のセリフもより際立つように思う。
2018/07/08
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