にぎやかな悪夢

なつ

先月の総特集に続き、初の画集。ずっしりと重く、それだけでも期待が高まりました。夢幻紳士シリーズをはじめ44年分のヨウスケワールドを堪能しました。おぞましくも美しい作画に魅入りまくりです。近年の墨を活かした表現も好きだけど学校怪談の単行本の表紙などみたいにアメコミ感のあるポップな塗り方もいいな。

2021/07/22

Vakira

2022年8月に吉祥寺のギャラリーで高橋葉介さんの原画展があった。デビュー45周年、「夢幻紳士」40周年で出版記念だったのがこの本。葉介さん画集です。高橋葉介さんは独特な画風で今でもコアファンが存在する人気作家であろうと思う。大好きな吾妻ひでおさんの少女可愛さ、ぬとぬとのベトベトのようなグロキャラ、諸星大二郎さんの奇想天外な世界観、それに妖艶が融合された画が僕の壺。河出書房新社さんに感謝。出版して頂きありがとうございます。家宝の一つです。何故、今頃読む？久々に友人と飲み、話題の一つとなり見返しました。

2024/06/30

くさてる

原画展行きたかった。高橋葉介といえば、その独特のストーリーや台詞、展開と構成の妙で唯一無二の存在であることは間違いないのですが、絵の力がほんとうに素晴らしいのです。この画集はその絵の力を堪能するためにまさにマストな一冊。おそらくはもっと数はあるのでしょうが、デビュー時から現在まで幅広く代表作を収録していて、楽しめました。にぎやかで楽しくて、不穏で少しおぞましく、美しい。素晴らしいです。

2021/08/12

kei-zu

そのサイズと値段から刊行時は購入を控えていたのですが、9年ぶりの「夢幻紳士」最新刊のあとがきで本書に触れる記述があり、我慢できず購入。 80年代の「メディウム」表紙が懐かしい。 書名に現れるように著者が描く怪異はユーモアを秘め、登場人物は困難な状況に前向きに立ち向かう。著者のお人柄かと思う。 そして、私はファンで居続けるのです。

2022/06/05

Saku

何を置いても夢幻魔実也の妖艶さが堪らない。書いている年代によってタッチが違うのだがどの時代のものも好き。そして女性キャラの愛らしさ。福音温子とか神宮寺八千華とか手の目とか賑やかな性格の女の子に魅了されるのである。

2023/04/06