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近現代作家集 I (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集26)

近現代作家集 I (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集26)

近現代作家集 I (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集26)

作家
池澤夏樹
出版社
河出書房新社
発売日
2017-03-11
ISBN
9784309728964
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近現代作家集 I (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集26) / 感想・レビュー

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starbro

4月の第一冊は、池澤夏樹=個人編集 日本文学全集全30巻完読チャレンジ第ニ十五弾です。本チャレンジも残すところ5冊となりました。本巻も池澤夏樹の独断と偏見に溢れる巻となっています。オススメは芥川龍之介(一人で1巻となっていないのが不思議)の「お富の貞操」と岡本かの子(芸術は爆発だ!岡本太郎の母)の「鮨」です。

2017/04/02

KAZOO

いよいよこの全集もこの近現代作家集3冊と源氏物語の3冊ということになりました。ここには久生十蘭の「無月物語」から岡本かのこの「鮨」まで12人の作家の作品が収められています。いくつか読んだものはあります。面白い選択であるとは思います。ただ残念なのは高村薫と堀田善衛の作品は、長編の一部となっており、もう少し選び方があったのではと思われます。

2017/06/04

keroppi

久々の池澤夏樹個人編集「日本文学全集」。この巻にも池澤さんの個性が溢れている。あーこんなにまだ知らない文学たちがあるのか。それぞれの巻頭に記された池澤さんの短い解説が、その作家とその作品を的確に教えてくれて、理解を助けてくれるとともに、日本文学の深さと広がりを教えてくれる。堀田善衛「若き日の詩人たちの肖像」は、全部読んでみたい。残り2巻の近現代作家集も楽しみだ。

2017/03/30

ぐうぐう

明治から現代までの作家達の作品を収める『近現代作家集』。作品の発表順ではなく、その作品が扱っている時代順に並んでいる。このユニークな編集もまた、『日本文学全集』らしい。第一巻には、平安末期から太平洋戦争直前までの時代を舞台とした小説が収録されている。発表順ではなく小説が扱っている時代順なので、明治六年生まれの泉鏡花もいれば、現代作家である高村薫の名もある。小説自体も実に多彩だ。復讐譚である久生十蘭「無月物語」、散文としての金子光晴「どくろ杯」、ゴシックロマンの佐藤春夫「女誡扇綺譚」などなど、(つづく)

2017/03/17

有理数

池澤夏樹の日本文学全集、今回は近現代の作家の短編集。しかも作家の活躍した時代ではなく「作品内の時代」で時系列を並べる、という独特の編集である。そのため横光利一の次に高村薫が来たりしていて試みも面白い。そして内容は勿論名編揃いであった。なかなかいろいろな時代の作家に手を出せていないので、初読の作家も数人。芥川鏡花辺りはさすがの一編だが、驚いたのは宮本百合子「風に乗ってくるコロポックル」で、池澤も言うように未完なのが惜しいが、天才としか言いようがない。岡本かの子「鮨」で締めるのも最高。

2017/05/20

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