作家と楽しむ古典 平家物語/能・狂言/説経節/義経千本桜
作家と楽しむ古典 平家物語/能・狂言/説経節/義経千本桜 / 感想・レビュー
アキ
「池澤夏樹・個人編集・日本文学全集」の刊行を始めるとき大江健三郎さんに「古典を現代語に訳す作家や詩人の人たちもこれを機に変わると思います」と言われた。この本では4人の作家の訳した作品との関わりが述べられており、その通りになっているのがよくわかる。そのなかで古川日出男の平家物語の翻訳に対する取り組みがすさまじい。すべて手書きで語り手を3つのパートに分け最後に成仏させようじゃないかと思ったと。東日本大震災を経験した著者ならではの視点。是非古川・平家物語を読もうと思う。能・狂言も人形浄瑠璃や文楽ももっと知りたい
2019/01/03
翡翠
これも『日本文学全集』への期待をめちゃくちゃ高めてくれた。特に義経千本桜は人形浄瑠璃を観てみたい!そのためにはもっと知識を吸収しないと理解できないなぁ。はあ。
2022/01/20
ぎじぇるも
読んで大正解だった。古川日出男の箇所しか読んでないが平家物語中で読み落としてしまっていた仕掛けや気づいた仕掛けの答え合わせができる、作家としての価値観を知れる、ファンとしては必読です。
2023/11/20
micari
65.古川日出男さん目当てで読んだんだけど、意外なことに「義経千本桜」にすごく興味が湧いた。これはぜひ本家を読んでみなければ。このシリーズあと何冊あるのかな。全部読もう!
2023/12/29
ayako
古典の訳に臨む作家たちの心の持ちようなど、裏側が見えて読書欲が掻き立てられる
2019/04/07
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