父のふるさと (ものがたりうむ)
父のふるさと (ものがたりうむ) / 感想・レビュー
ヒラP@ehon.gohon
児童書にしては、起伏があるドラマチックなお話です。親子三代が中心ですが、この物語にはもう一人の登場人物が大きな存在です。 信一の通う中学校の南先生。 生徒たちを指導しながら、自分も生きる道をどこかで踏み外してしまったようで、落ち込んでしまった、等身大の人間です。 信一家族との関わりで、自分も自分の生き方を見つめ直すのです。 完璧な自分の人生なんてない。 人にも完璧な生き方なんてない。 自分の生き方について、考えさせられてしまいました。
2012/05/24
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