図説 日本国憲法の誕生 (ふくろうの本/日本の歴史)
図説 日本国憲法の誕生 (ふくろうの本/日本の歴史) / 感想・レビュー
たか
内容はなかなかよくできていますがカラー写真がほとんど無いのがちょっと残念。
2015/08/28
禿童子
日本の占領開始から現行憲法制定までのいきさつを写真と図をまじえて語る分かりやすく充実した内容で歴史的背景の全貌を把握できた。マッカーサーノートに始まり、松本案の毎日新聞スクープの波紋、GHQの民政局スタッフによる憲法草案作成、極東委員会の影響を排除する画策。著者のケーディスら8人への聞き取り調査によるオーラルヒストリーによって臨場感のある叙述になっている。九条の条文の変遷:マッカーサー→ケーディス(自衛権の留保)→芦田修正とそれに対する極東委員会の反応(文民条項の挿入)が興味深い。憲法関連では必読書かも。
2016/05/26
Hachi_bee
絵本風の装丁だけれど、高校生くらいが対象だろうかという内容。第6章3「日本国憲法施行」で日章旗と君が代のくだりを読み、国旗及び国歌に関する法律(平成十一年八月十三日法律第百二十七号)などによらずとも、自然に国旗と国歌を愛せる国民でありたいと思った。日章旗の返還を受けた我々は、日の丸に誇りを持ってよいのではないかとも思った。
2015/08/25
takao
ふむ
2021/11/11
muny
自民党が憲法改正をなぜ党是にしているかがわかる本。当時の内閣も枢密院も議会も大多数が「GHQには逆らえない。しようがないな」ということで通したのだとわかる。大臣は文民でなければならないとする条項(66条2項)は、衆議院通過後、貴族院審議中に突如政府から追加の申し入れがあったが、それも極東委員会の動きを封ぜんがためのGHQの意向だったそうだ。なんか今も昔もあんまり変わらないなあ、気骨のある政治家はいないのだなあと残念に思った。
2012/12/25
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