図説 百鬼夜行絵巻をよむ (ふくろうの本/日本の文化)
図説 百鬼夜行絵巻をよむ (ふくろうの本/日本の文化) / 感想・レビュー
魚京童!
蛇腹折製本しろよ。もっと原本に忠実に行こうよ。鬼の話であるのに、ヒトの話にしか見えない。その当時の人間の姿ではなかろうか。ヒトとして書くと差しさわりがあるから、鬼にした。鬼だって角の生えた人である。結局、ヒトが一番怖い。フルヤノモリには敵わんか。
2023/02/17
ハルト
読了:◎ 絵は、「百鬼夜行」の絵巻を四つと「百鬼夜行図」のコレクションが一つと、白黒で「付喪神記」収められている。文章は、田中貴子、花田清輝、澁澤龍彦、小松和彦が、「百鬼夜行絵巻」と「付喪神」についてと、河鍋暁斎の「百鬼夜行図」について語られている。特に河鍋暁斎のユーモラスな「百鬼夜行図」は漫画のように生き生きとしており、ずっと見ていても飽きない。付喪神は最後には付喪神たちが発心し、仏門へと下るのが説話的だった。昔の人達には付喪神が身近な存在だったんだなと思った。
2024/09/04
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